マイ・ワークスタイルを持つということ
三連休が明けて、今週は一日少ないので焦っている大木です。
先日、とある丸の内の会社におじゃました際のこと。その社長に「やっぱり丸の内のスタイルってありますよね」とひと言申し上げたところ、「大木さん、みんなスタイルがあるのだと思いますよ。その地域のスタイル、その会社のスタイル、そして個々のスタイル。それを考えていないと、多忙の波に飲み込まれたり、あるいは残業続きに愚痴をこぼしたり、といったことが起きるのだと思いますよ」
なるほど。確かに、個々のワークスタイルというものが存在するのかも知れませんね。そして、それが自らのスタイルではなく、強要されたもの、あるいは他人を真似ただけで自分なりのカスタマイズのないものであると、自分のスタイルになっていないので不満が出やすいのかも知れません。これって、他人からもらった洋服や靴のようなものかも。他人にぴったりフィットしていたのだけれど、自分が身に付けるとどことなく違和感がある。洋服や靴であれば、翌日には着替えればいいのかも知れないですが、ワークスタイルばかりは自らが少しずつ手直ししていかないことには、ぴったりフィットしないのですよね。
僕は早起きと言われる部類だと思いますが、それだって僕なりのワークスタイル。別にそれを真似すると効率良くなるわけではないでしょう。僕が夜型の方を否定しないのはそういう意味でもあります。夜のほうが効率がいいのなら、それはそれでいいのかも。昼間のミーティングにすら出席できない、となると別の話ですが。
執筆する方の中には、今でも手書きがいい、という方がいますね。僕はパソコンのほうがいいと思っているけれど、それはあくまで僕のスタイル。手で書くほうがインスピレーションが湧いていいんだ、というワークスタイルを持っている方は、それはそれでいいのだと思います。誰かが手書きしているからそれがいい、と思い込むのとは違いますよね。
真似することはスタートとしていいことだと思います。なにかしらのお手本があるほうがスタートしやすいですからね。大事なことは、そこからいかに自分流に落としこむか。自分の身体、精神的にすっきりできるまで落とし込めるか、ということだと思います。
僕のワークスタイルは、丸の内流でもなく、新宿副都心流でもなく、僕自身のワークスタイル。でも、まだまだブラッシュアップしないといけないな、と感じるお話でした。