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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

ケチくさい講演は、喋っただけに終わってしまう

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20120426_71818 永井さんが、講演をする、依頼するという両方の立場について書かれています。僕自身も、月に3回から5回程度の講演をさせていただいているのですが、参加者の皆さんが「来てよかった」と思えることを目指しています。イシン株式会社の事業やスマートデバイスの導入事例をお話するときには、そういう導入事例を知りたくて来られているのですから、惜しみなくお話させていただいています。もちろん、守秘義務の範囲は守る必要があるわけですが、社名等具体的なことはさておき、どういうところに課題があるのか、課題解消にはどういう方法があるのか、といったことをお話ししています。

先日の日本IBMさんでお話させていただいたときは、永井さんから「「サラリーマンからするとスーパーマンに見える経営者の生き様から、気づきを得られるようなお話しを」というご依頼をいただきました。なるほど、経営者がスーパーマンとか、雲の上の人に見えるのかも知れません。でも、僕なんぞはそういう人間ではありません。ただ、経営者がどういうことを考えているのか、会社員時代にはどう過ごしていたのか、といった、普段は当社の社員にもお話ししないようなことをお話させていただきました。それで少しでも「聞いてよかった」と思っていただける方がいらっしゃれば幸いです。

もちろん、全ての人に満足いただくのは至難の業です。しかし、全ての人に満足いただくことを目指さないことには、ケチくさい講演に終わってしまう気がしています。ケチくさい講演ほど、つまらないものはありません。仮に「ここから先は有料です」という講演があったらどうでしょう。まあ、よほど知名度がある人が話していたら別でしょうけど、我々がそんなケチくさいことをしても喜んでいただけるはずがない、と考えています。

喋っただけに終わってしまうような講演は、お互い時間の無駄です。僕の時間を無駄にするのもイヤですし、僕の話を聞いていただいた方の時間を無駄にすることもしたくない。これからも、ケチくさい講演をしないように、と思う今日この頃です。

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