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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

これからは自分の言葉で意見を言うことが重要

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 小俣さんが「「リーダーはどう考えているのか?」と、お客さんに聞かれて答えられるか?」というエントリーを書かれています。小俣さんが書かれているのはプロジェクト内でのお話しですが、それだけでなく「あなたはどう考えていますか?」と聞かれて、すぐに答えることができるでしょうか?さらに、ビジネスにおいては、そこで求められる最善の回答をしなくてはなりません。

 いろいろな場面でお話しをしていると「大木さんはどう思いますか?」「意見を聞かせてください」と言われることはしばしば。それぞれの場面で、自分なりのベストアンサーをしなくてはなりません。いろいろと四苦八苦やってきた僕なりの考えは、こんな感じです。

分からないことは分からないとはっきり言う
 分からないのに、中途半端な回答をすることは、相手にとって何の役にも立ちません。それはかえって迷惑になりかねませんし、そういう回答をしている自分の成長にも役立ちません。その場逃れでしかなく、何かを解決するわけでもありません。分からないことは分からないと言い切り、知る限りの中でお話しし、さらに宿題でお預かりするなら、そのように伝えるべきですね。いつまでに回答できるか分からない場合も「いつまでに一報入れます」はきちんと伝える。

人の言葉を多用しない
 大勢の中で意見を順番に求められると「○○さんも仰有いましたが」「○○さんと同じです」と言う人がいますが、あれはいただけない。誰かと似た意見であっても、自分の言葉で話すべきだと思います。自分なりの意見を言ったところで、相手が「○○さんと同じ意見だ」と理解するのは相手の勝手。こちらは最大限、自分の言葉で伝える。つまり、自分の頭で考える、ということが大切なんですよね。

 先日の創発的破壊で米倉教授が仰有っていましたが、これから時代に必要なのはカリスマリーダーではなく(なろうと思ってなれるものでもないでしょうし)、プロフェッショナルだ、ということ。プロフェッショナルは自分の言葉で語ります。簡単なことであっても省略しない。そこが、これからの時代に必要なんだな、と感じます。

 さ、昨日はスティーブ・ジョブス氏が亡くなって悲しんでいた方も、今日は切り換えて仕事に臨まないと、スティーブから「みんなありがとう。さあ、そろそろ各自職場に戻ってくれ」と言われるのではないか、と思っています。残った僕たちは、悲しいことは心の隅に置き、次を考えていかなくてはなりませんね。そう自分に言い聞かせて動こうと思います。

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