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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

新卒採用という考え方を無くす

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 相変わらず、大学生の就職活動は厳しいようです。と言っても、中途もラクではないですね。転職活動も、人にはよりますが、なかなか決まらない、といった話も聴きます。まぁ、人材紹介会社のキャリアカウンセラーのスキル低下という問題も否めないわけえすが。前にも書きましたが、30代の転職活動を20代半ば、入社して2、3年目のカウンセラーが相手していると言うのですから、いい転職ができるような気はしないですね。

 さて、日本では新卒採用としてポテンシャル採用をするのが一般的ですが、景気が悪くなったりすると、採用枠を絞り込んだり、新卒採用を取り止めたりすることが多いですよね。
 であれば、そもそも新卒採用という考え方を無くす企業が出てきてもいいのではないか、と思っている次第。新卒も中途も同じ土俵で就職活動をする。もちろん、中途採用の人たちは新卒よりも多くの収入を希望するでしょうから、それなりに新卒よりも「できる」人でなくてはなりません。
 一方で、新卒も「何ができるかわかりませんが」などと言うようでは、採用されなくなります。採用者は、新卒採用で面接に来る人たちが「何をしたいか」などには興味はありません。「何ができるか」だけです。「やったことがないから出来ない」という説明は通用しません。学生時代に、アルバイトでも、インターンシップでも何でもいいから、出来るようになってこい、ということになるのかな、と。

 どういう採用が、自社にとっても最もいい採用活動なのか。それによって、採用のスタイルを変えていくことも考えるべきかな、と思っています。この採用スタイルは、多くの海外では一般的ですね。昨日書いた通勤交通費がないのも、多くの海外では当たり前です。就職も、収入も、ジャパンスタンダードからグローバルスタンダードへ。そうなっていく企業も増えていくのではないかな、と思っている次第です。

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