能力に見えるのは、考えた絶対量の違い
ポッドキャストのアサカツに、電通コミュニケーションデザイナー・岸勇希さんが登場され、いろいろと興味深いお話をされていました。その中であったお話。
優秀な人とそうではない人で、そんなに能力に差があるわけではない。
ものすごくたくさん考えているから、その考えた量が結果に出る。
このまま仰有ったわけではなく、僕なりに理解した意訳です。
普段仕事をしていると、すごく優秀な方に出会うことがあります。年代問わず優秀な方というのはいるもので、そういう方に出会うと素直に「すごい!」と感じるんですよね。
岸さんが仰有っているのは、じゃあそういう人が能力的に優れているのか、というと必ずしもそうではない、と。特に電通のように企画で勝負の仕事をされていると、考えることが重要であり、どれだけたくさん考えたか、がポイントになってくるわけですね。これは当社も似ています。お客様の「解決案」をどれだけたくさん用意し、より多い選択の中で絞り込む。
この絞り込んだ後で不採用となった案を、「考えてもしょうがなかった案」と思うと、大きな間違いだということですね。一生懸命考えた案が複数あったからこそ、絞り込める。
同じにしてはいけませんが、買い物に行ったときに自分の好きなデザインのものが一点だけあっても、きっと買わないだろうということですよね。気に入らないデザインも含めて、複数あるから絞り込む。これは買い物の楽しみだけではなく、アイデア、提案でも同様なのですよね。
考えた絶対量が多い人は、お話をしていてもいろいろと答えを持っているものです。自分自身も、まだまだ考える絶対量が少ないように感じます。再認識し、絶対量を増やさねば、と感じた今日この頃です。