「働く」ということを考えたことがあるだろうか
「働く」ということについて書かれた書籍は多数あります。なぜ働くのか、といった哲学的なビジネス書だけでも、僕の記憶の範囲でSBI社長の北尾吉孝さん、ソフィアバンク代表の田坂広志さんなど、有名なビジネスパーソンが書かれていました。
働くという音から、傍が楽になる、「傍楽(はたらく)」という語呂合わせをし、周りをラクにする仕事だ、というお話をされる田坂さん。当社も「Do for Others」という言葉の下に、「周りのために役立つ」ことをモットーにしています。
しかし、日々の仕事や、やるべきことに埋没して、ついつい「働く」ということについて、あるいは働く理由、働く意義などについて、考える時間をとることはあまりないのではないでしょうか。
竹内さんが「はたらく理由、がんばる理由って、何だろう?」というブログを書かれて、働くということについて考えておられます。
「ああ、竹内さんって、なんかそういうNPOやっているみたいだし」
もしかすると、心のどこかでそんな声をお持ちの方がいらっしゃったかも知れません。でも、こういうことをきちんと考える、振り返ることって、僕たちはついつい忘れ去ってしまいがちです。20年以上も働いていると、なんかそんなことを考えようということすら、気付かなくなってしまっていたり。
いや、確かに「食うために」というのはあります。経済社会において、お金がないと生きていけませんし、少しでもいい生活をしたいというのもあると思います。
ただ、それ以外に働いている理由、頑張っている理由ってないでしょうか。
僕自身、働いている理由を考えてみると、答えから言うと「自分のため」なんですよね。目の前だけで考えると、お客さまに役立つ、に始まって、社員を食わせていくため、家族を食わせていくため、友人と遊ぶため、とグルグルしてくるのですが、巡り巡って「自分が満足し、自分が充実感を得る」ためにやっている気がします。逆に言うと、「自分自身が満足できない仕事がつづくのなら、やりたくない」のかも知れません。
正直申し上げて、まだ考えが整理し尽くされていません。皆さんはいかがお考えでしょうか。