システム障害も度を超すと、メインバンクを変える機会だと思う
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みずほ銀行のシステム障害は、先週時点では正直言って「またか」くらいに思っており、なるべく詳細な情報を調べないでいました。しかし、この週末になって、システム障害の影響で給与を受け取れないという話まで出てくる始末。みずほのトップページに添付されたPDFには、
3月18日(金)までの給与振込をご指定いただき、当行のシステム障害により給与入金が遅延して いるお客さま、および当行キャッシュカードをお持ちのお客さまを対象に、3月19日(土)から3月21 日(月)の3日間にわたり、当行全国の本支店(ただし、一部を除きます)にて原則10万円までのお支 払いをさせていただきます。
と書かれていますから、そういう事実が起きているということですね。しかし、10万ですか。どうなんでしょう。
このシステム障害は、東京電力による計画停電の影響ではないことは、みずほ銀行のトップページに明記されています。
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これは、東京電力の説明不足と言われていたことと以上に、これを見て納得する人はいないのではないか、と思います。
普段からプロジェクトに関わる人間として、説明は事前にすれば説明、事後にすると言い訳、と言われますが、ここには言い訳すらも説明されていない状態。このままでは、メインバンクとして利用していた企業すらも、代替案を考えざるを得ない状態でしょうね。
その昔、メインバンクを変える企業は、何か企業側に問題があるのではないか、と言われました。最近でも、我々のような小さな会社がメインバンクを変えると「んっ?」と思われると思いますが、こういうタイミングならしょうがないのではないか、と。佐々木さんも書かれているとおり、こうなってしまうと、痛いどころでは済まない会社が多いですから。
僕は、システム障害は絶対無いと言い切れないのが実情だと思います。しかし、18日の夜になってようやく記者会見を開き、しかしまだホームページには掲載されていない状態。店舗に行かずにネットバンキングで支払い、入金確認などを行なっている会社はとても多いわけですよね。それに対して、ネットで説明がないというのは信頼を失ってもしょうがないのではないか、と痛感します。
明日は我が身。当社でも反面教師として考えるべき事がたくさんあるように感じた週末です。
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