繋がる人は繋がるし、繋がらない人は繋がらないという単純なこと
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たまに「あの人を紹介してください」とか「あの会社を紹介してください」という依頼を受けることがありますが、僕は双方にメリットのありそうな出会いなら喜んでご紹介します。
ところが、たいていの場合は一方にメリットのある話であって、アンフェアであることが多いように感じます。それは、ご紹介する僕にとってデメリットだと考えています。ご紹介する以上は、紹介される人も「紹介してもらってよかった」と思っていただきたいから、なんですよね。
「なんだよ、大木さん。セールスを押しつけてきたのか」
こんな風に思っていただきたくないですよね。だから、ご紹介には少し慎重になります。セールスでも良いんですが、その売り込みが買い手にとってメリットがありそうなら良いのですが、なんだか押し売り状態だとよろしくない。
これはビジネスの関係でも、個人的に興味のある方でも同じですね。僕のiPad on Business
には、元トリンプインターナショナル社長の吉越浩一郎さん、経済評論で有名な伊藤洋一さん、そして元NTTドコモの夏野剛さんといった、知名度の高い方々に登場していただいています。すると、すぐに「紹介してください」という人が現れます。
いや、ご紹介するのは良いのだけれど、それは双方にメリットがあるのか、と言われると甚だ疑問。ただ、有名な人に会いたいだけならまだしも、出資してほしいといったお話も含まれていたりするので、かなり慎重にならざるを得ないわけです。
一方で、一回ご紹介すると、その後はご本人同士で直接連絡を取り合って、時には一緒に飲みに行ったり、なんて関係が出来ている場合もあります。それは、ご本人同士がメリットを感じたり、馬が合う、なんてことだったりするのだと思います。
それはたまたま僕がきっかけだっただけで、実は早かれ遅かれ繋がっていた人たちなんじゃないかな、なんて思うんですよ。赤い糸とまでいうと言い過ぎでしょうけど、どこかで繋がっていた人たちなんだろうな、と。
無理して知り合っても、タイミングが悪かったり、準備不足だったりすると、その出会いはうまくいかないことがあります。むしろ、出会いが良ければ、とんとん拍子に進むこともあったり。
なんか運命論者みたいですけど、繋がる人は繋がるし、いくら片思いをしても、繋がらない人は全然繋がらないんだろうな、という至極当たり前のことを感じている今日この頃です。
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