オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

日本でノマドワーキングスタイルは定着するのか

»

 出版してから、いろいろな取材対応も増えてきています。来週もいくつか取材予定が入っています。
 取材を受けたときに、決まったように聴かれるのが、ノマドワーキングスタイルの普及について。外出の多いビジネスパーソンが、自社に戻らずに活動するスタイルは、果たして定着するのでしょうか。

 これに関しては、実はすでに定着させている企業もあります。オフィスレスにして、必要な時にだけ集まる、といった具合です。保険会社もそうですし、それ以外の企業もあるんですよね。いわゆる営業会社は、オフィスレスもしくはオフィスを最小限にしている会社は少なくありません。そういう意味では、すでに定着している、とも言えるのかも知れませんね。

 僕の周りには、いわゆるノマドワーキングスタイルを導入している人は結構いますね。例えば、丸の内にある会社で打ち合わせを行ない、その後日本橋のお客さんのところに行く。その間に2時間あるのだけれど、新宿にあるオフィスに戻るのは遠い。であれば、東京駅周辺のカフェにでも入って、そこで仕事をするとか。
 そのためには、クラウドと呼ぶべきか分かりませんが、全てのデータを自分が持ち歩くパソコンに入れていない限り、オンラインで使えるサービスは必須になってきます。DropboxやGoogleAppsといったものを活用したり、その他のSI会社が提供しているサービスを使ったり。もちろんオンラインではなく、シンクライアント化させて自社システムを使うというのもあるでしょうね。

 ただ、100%ノマドワーキング、つまりオフィスレスにしている人は、まだ絶対的に多くはないと思います。というか、そこまでしきれない、というべきか。名刺に書く住所だって必要でしょうし(バーチャルオフィスというのもありますが)、そもそもオフィスがないことに不安を感じる人は多いようです。また、時間管理などを含めて、上司など他の人に管理されないといけない人もいます。ノマドワーキングになった途端に、パチンコに行ったり、全然仕事に関係ないことの時間を費やしてしまったり。(これは今でもそうですかね)

 若干脱線してしまいましたが、まぁ少しずつ普及している、というのが実態でしょうか。

Comment(0)