鳩山さん辞任を見ていて、経営者と照らし合わせる
鳩山さん辞任は、Twitterで知りました。とはいっても、毎日.jpのツイートでしたが。まあ、いろんな問題が噴出して、個人的にはやむを得ないという気持ちもあり、それにしても、という気持ちもあり、ですが。
政治の話はさておき、自分だったら、経営者だったら、という視点で考えています。政治とビジネスを一緒にするなというご意見もあるかも知れませんが、意外と共通点ってあるものです。
手を打つのが遅いと問題が大きくなるとか、クレーム処理はスピード勝負だとか。あるいは、判断を誤るととんでもない方向に行ってしまうことがあるとか。あるいはビッグピクチャーを描かないといけないとか、一度言ったことを訂正するのは難しいとか。でも訂正するにしても迅速にやらなければ、とか。
前職でも取締役を務めたことはありますが、自己資本を投じたわけではないので、今とはずいぶん気分も違います。気楽だったとまでは言えないですが、今とは違う。
経営をしているというのは、航海図のない海に飛び出たようなもので、どっちがいいとか悪いとかはすぐには見えない。でも、南なのか、北なのか、行き先を示す必要はあります。「とりあえず」が命取りにならないとは限らず。
方向を決めたら、今度は必死で、少しでも速く船を進ませないといけない。エンジン付きに乗れればまだ良い方で、もしかすると手こぎボートかも知れません。(この比喩は、資本の大小に相当するんでしょうね。)
大企業になればもう少し違うかも知れませんが、代表取締役という立場と、ただの取締役では全然立ち位置が違います。全ての責任は代表取締役。「社長〜」と呼ばれても、うかつに木に登れないのですよ。
鳩山さんの辞任を見ていて、なんとなくすっきりしないのは、こういう立場で見ているせいかな、なとと感じた今日この頃です。
あ、そういえば、引き継ぎってないんですかね、総理大臣って。