カタカナ語の理解度は、どれくらい?
出張さんが、「あいまいさ、おおらかさ、コンプライアンス」とことについて、書かれています。この中で、
「相撲界にもコンプライアンスが入って来たね!」。 このコンプライアンスというカタカナ言葉も、日本語でちゃんと定義されているんだろうかと思います。ひどくあいまいに使っていない?!
というお話しをされています。
コンプライアンス=Complianceというと、本来は法令遵守という意味ですが、日本企業では法令ではなく、社会ルールとかに使われている気がします。よいか悪いかは別として。
カタカナ言葉を意味なく(あるいは元々の言葉の意味を知らないで使うことに)反対です。このコンプライアンスというのも、わかったようでわからない。企業社会はこの「コンプライアンス」のおかげで窮屈さを感じている人が多いのではないかと思います。
分かりますねぇ。コンプライアンスという言葉が氾濫するまでは、もっとおおらかにできていたことが、できなくなってきた。
オフィスのドアはカードキーになり、暑いときもドアを開け放つことは許されなくて、締め切ってエアコンをかける。
コンプライアンスだけではなく、窮屈の原因はたくさんあります。米国のSOX法に準じたJ-SOX、業務を縛り付けている内部統制(本来、そういうものではない)、そして今度はIFRS(国際財務報告基準書)。
どれも悪いことではありません。かといって、なんでも米国発のものを鵜呑みにすればいいというわけではなく、日本の文化、日本なりの咀嚼があるべきだと思います。しかし、僕の知る限りでも、いくつかの企業でこれらのために営業しづらくなったり、業務が詰まってしていたりします。
カタカナ語、英語をどんどん輸入するだけではなく、きちんと咀嚼して、自分たちなりの言葉に置き換えることが必要ですよね。