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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

日本におけるツイッターの定着と、その行方(そしてビジネス)

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 ツイッターが買収したTweetieが、装いも新たにTwitter for iPhoneとして登場しました。早速インストールしてみましたが、良い!かなり良いです。EchoFonユーザーですが、真面目に乗り換えを考えています。

 一昨日のソフトバンクの商品発表会では、各携帯端末でツイッターが簡単に使えるということでした。会場からはUstreamで中継され、ステージの後ろにはツイッターのコメントが流れ続け、まるでソフトバンクとツイッターは資本提携でもあったかと勘違いしてしまうような発表会でした。

 話は少し変わって、今週は都内の大学でiPhoneセミナーを担当しています。そこで学生たちと話す時間があるのですが、だいたい半分の学生はツイッターを知らないようです。そして、その半分のさらに半分が利用経験があるとか。
 具体的なアンケートを実施しているわけではありませんが、ツイッターのユーザーは30代以上と言われるのは、まぁ当たっているのかも知れませんね。もちろん、一方では活発に使っている学生もいますが。

 ツイッターに便乗したビジネスモデルはどんどん増えてきてますし、最近ではツイッターを説明して歩くような仕事もあるようです。(これでメシが食えるのかと、ちょっとビックリ)
 一方で、ツイッターそのものは、少なくとも日本ではビジネスとして成立しているとは言い難いように感じています。ツイッターの公式サイトにいけば少しだけ広告が出ていますが、ご存じの通り外部ウイジェットがたくさん出ており、ツイッターの公式サイトに行かなくても利用できるわけです。iPhoneアプリもたくさん登場していて、無料版は独自の広告を出しています。この広告は、ツイッターの公式サイトとは何ら関係がない。

 先日、孫さんと佐々木俊尚さんの対談の中で、孫さんがネット中継について「Ustreamでも、ニコニコ動画でも、Youtubeでも何でもいい」と仰有っていましたが、まさにユーザー側はなんでもいいわけです。
 ツイッターにしても、いつ次のツールに変わらないとは限らないということですね。コミュニケーションが出来るのであれば、何だっていいのですから。ツイッターが便利ですが、ツイッターにしか出来ないことってそんなにない。
 しかし、そのサービスを提供する側は、そんな気楽なことは言えないわけです。何とかマネタイズしていかないといけないわけで。

「付加価値を付けていけば必ず売れる」

 これは、ある意味で真理だと思います。問題は、じゃあどんな付加価値を付けるか、具体的にどうしていくか、ですね。正論は分かるけれど、それは具体的になに?ということです。
 ツイッターに限らず、サービスとしていいけれど、具体的にマネタイズが見えないものって増えてきている気がします。最初はトライアルでいいのでしょうけど、本格的に動き始めると、いつまでもベータ版でいるわけにはいかない。どこかでマネタイズしないことには、事業として立ちゆかなくなりますからね。

 最近、ウッフィーという「見えない価値」の話が出てきてから、こういうマネタイズの話を混ぜっ返す会話が増えてきているように感じます。マネタイズはマネタイズ。ビジネスはビジネス。それらは数値化されないといけないわけです。会社である以上、貸借対照表があって、損益計算書を作らないといけないわけです。右側(支出)ばかり増えていっても、左側(収入・売上)の数字が埋まらないことには、分かりやすくいうところの「赤字」になってしまうのですから。

 他社のことを詮索したり、他人のビジネスに口を出したりするつもりは毛頭ありません。自社のサービスが、きちんとマネタイズされているかということを客観的に見ないといけないな、と感じたため、他社の例で考えている今日この頃です。

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