純血にこだわりすぎないということ
僕の好きなポッドキャストの一つに、丸の内インターネットラジオがあります。オデッセイコミュニケーションズの出張社長がモデレーターをなされいるものですが、今回の話題は「イヌ」です。そうです、Dogです。
イヌのフリーマガジン「ONE BRAND」の編集長を担当されている平田類さんが、雑種についての特集号について触れられていました。(詳細はポッドキャストで)
イヌを飼うとなると「ペットショップで買う」が一般的でしょうから、どうしても血統証とか、純血種にこだわりがちです。我が家の場合はフレンチブルドッグなので、純血と呼べるのかどうかは疑問ですが。
僕が子供の頃には、近所に野良犬もいたりして、オヤジの会社では野良犬を可愛がってそのまま飼っていました。最近は、野良犬自体を見なくなりましたね。都内だからでしょうか。
この話で思い出したのが、学閥のある世界です。銀行、証券といった金融系企業にも多いですが、商社にもあると聞いています。企業ではないですが、官僚の世界には学閥は絶対あると仰有っていた官僚の方もいました。
どこそこ出身だから、という物差しを全面的に否定するわけではないのですが、だから大丈夫、みたいなのは違うと考えています。もちろん、それだけのエリート校を出ているのであれば、それなりに勉強されているでしょうし、頭も良いのでしょう。ただ、学閥はそこではなく、自分たちの大学以外は路線が違うというか、頭の出来とは違うところで見ているものであるようです。
日本のエリート校出身の方から見れば、僕なんぞは間違いなくアジアの大学を出ている雑種だろうと思います。(過去に、「海外の大学出身者は高卒(大学を出ていない)と同じだ」と、某商社の方に言われたことがあります)
これからの社会、日本において、純血だけではどうにもならなくなってきている気がします。政治の世界だけではなく、我々民間の世界でも。
純血もいいし、雑種もあり。そういうことが認められる社会になるといいな、と思うきっかけになりました。