『性善説』でも『性悪説』でもなく、『性弱説』
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昨日、飯田橋で少し時間があったので、駅前にできていたブックオフへ。と、吉越さんの本を見つけました。
経営者の視点で仕事をしよう、という本は他にもありますが、本書の中にはおもしろいことが書いてありました。
吉越さんが、元産業再生機構COOの冨山和彦さんの著書で読んだそうですが、『性善説』でも『性悪説』でもなく、『性弱説』ということです。
例えば、人が悪いことをするのは、元々悪い人だというケースもあるでしょうが、ほとんどの場合は「弱い」んだ、ということ。万引きしたり、痴漢をした人が「つい出来心で・・」ということになるのは、弱いからだ、ということだそうです。
犯罪のことだけでなく、僕たちは普段の仕事の中で、ついつい弱い部分が出てきてしまいがちです。明日までの期限の仕事があるとして、本来なら今日終わらせることも可能なのに、ついついネットを見ていて時間が過ぎてしまう。結局、明日のぎりぎりになってバタバタ。
次々と予定が入っていて忙しいときはまだいいのでしょうが、少し時間が空くと、本来なら次の準備をしておくとか、勉強をするといったことができるのに、ついついダラダラ過ごしてしまう、とか。
僕自身、大学の頃から自分の弱さに気づいてしまったので、先手を打って予定を入れてしまいます。吉越さんの言い方では、デッドライン仕事術、ということになるのでしょうか。予定、期限が決まっていると、否応なしに間に合わせなくてはいけない。それが積み重なると、自身のスキルアップにも繋がると思うんですよね。
初めて吉越さんの著書を読ませていただいたのですが、改めてすごい方だな、ということを感じることができました。
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