企業がiPhoneを検討し始めると、情報システム部門が反対するらしい
僕の仕事って、まだWeb作成中だったりするので、なかなか何をやっているのかご説明できていないのですが、実は人材育成コンサルティング以外にも、企業へのiPhoneなどのスマートフォン導入コンサルティングなんかもやっていたりするんです。
iPhone発売当時は、個人ユーザーが中心でしたね。2008年にはプライスウオーターハウスクーパース(当時はベリングポイント)がiPhone
3Gを1,000台導入したというニュースがありましたが、それ以降はしばらく企業導入はまだまだ少なかったように思います。
ところが、昨年iPhone 3GSが発売されて以降、青
山学院大学が導入したり、日本電子専門学校が導入するという報道がある一方で、企業でも導入したり、検討を始めるところが増えてきました。
僕のところにも、いろいろなご相談が増えてきています。その中で何件かあったのが、
「iPhoneを導入したいんだけど、情報システム部門が反対するんですよ」
というお話です。
今までなら、携帯電話を導入するというと、担当は総務部門だったわけです。ところが、iPhoneになった瞬間に、携帯電話とは別のセキュリティポリ
シーが関わってきたり、PCと接続する、iTunesを使うといったことが発生してくるため、情報システム部門が引っ張り出されてくることになるんですよ
ね。
何か問題が発生したり、分からないことがあると情報システム部門に問い合わせがいくわけです。
当の情報システム部門としては、ある意味で迷惑なお話になるんですよね。余計な仕事というか。その上に、Windowsじゃないし、情報システム部門と
して触ったことのない技術だったりするんですよね。
そりゃ、情報システム部門だってヒマではないんですから、反対とまでいかなくても、「え〜〜!」ということになるのも分かる気がします。
僕のところでは、iPhoneの中で使うコンテンツなどを中心に関わっていたんですが、どうも導入から運用も考える方が親切なんじゃないか、ということになり、連合を組んで導入から利用のトレーニング、セキュリティポリシー策定〜運用・サポートまでを全て代行するシステムを作り上げました。(Yahoo!BBのサポートセンターなどを構築してきた人間には、お得意な分野なもんですから。)これで、総務部門も情報システム部門も、困る必要がなくなります。
発表は別の形になりますが、すでに動き始めています。iPhone以外にiSlateなんて確度の高そうな噂もありますが、スマートフォンは企業でもっと気軽に使えるものであるはず。それを支援するのは、僕の楽しい仕事の一つなんです。