オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

デフレ対策は、木を見ず森を見るべきだとおもう

»

 妹尾さんのデフレに関する私的考察を拝読して、最近のデフレといわれる時期について考えました。というか、ここ最近気になっていたんですが。
 ジーンズが1,000円未満。これだけでも、十分にデフレの要因だと感じます。売っている会社がどうこうという話ではなく。だって、少なくとも技術革新ではないですよね。人件費の安い国で作っているだけです。
 僕は2,980円のジーンズを持っていますが、正直言って穿き心地がよくない。ジーンズというものは、長く穿いていると身体にフィットしてくるのですが、そのジーンズはそうならない。つまり、たとえばリーバイスとか、エドウィンといったジーンズとは違うわけです。ユーザー視点ですけど。
 バーゲンはあるべきだし、スーパーの特売や目玉商品はうれしいことですが、いつでもその値段になってしまうと、そのお店や会社で働く人たちの人件費を下げざるを得ない。

 その昔、とあるディスカウントショップ(になるのかな?)の社長が「自分がゴルフに行くと、社員が真似をするから行かない」と仰有っていて、とても違和感を覚えたことがありました。なぜ社員がゴルフに行くといけないのか、は説明されていませんでしたが。

 菅さんがデフレを認めたということは、対策フェーズに入るべきだという宣言とも考えられます。自動車が、電化製品が、といった「木」から見るのではなく「森」を見て考えていただきたい。そう感じた今日この頃です。

Comment(4)