スマートフォンの定義と、スマートフォンが売れない理由
谷川さんが書かれている「iPhoneってスマートフォンだったんだっけ」に反応。スマートフォンの定義について書かれているのを見て「あら?」と思ってしまいました。
海外メーカーなんかの定義では、SMS以外のメールが使えてPIM的な機能をもっていることだとのこと。
そうだったんですね。日本だと、どうもWindowsMobileとかSymbianを搭載しているPDAのようなイメージがあります。(Wikipedia参照)
スマートフォンは仕事に活用できる、なんて書かれている雑誌を見ると、少し違和感を感じます。それは、何をもって仕事に活用できているか、という定義が不明確だから、なんですよね。不明確というか、雑誌や人によって定義がバラバラというのが正しいかも知れません。
もしスマートフォンの定義が、海外で定義づけられているように「メールが使えて、PIM的(Wikipedia参照)な機能がある」ということなのであれば、ほとんどの方が使っている携帯電話が含まれます。会社と電話またはメールで連絡を取り合い、会社によっては携帯電話でPCメールを見ることが出来て、また返信も出来ます。
ただ、iPhoneに関しては、谷川さんが書かれているように、スマートフォンよりもエンターテイメントフォンのほうがしっくり来る感じがします。
僕自身、仕事で使うのは「電話」「メール」くらいのものです。ま、ブラウザ(Safari)があるので、サイボウズなんかを見ることも出来るわけですが。あ、Todoなんてのもありますが、これはスマートフォンの定義がどうか・・・。
活用の場面は、むしろ各種アプリを使って、Twitter、Skypeなどのほうが活用できています。地図や乗り換え案内、ファイル共有、音声録音&共有は、スマートフォンの体語では無さそうな気がします。動画や楽器なんてのは、もっと違いそうですし。
こうやって考えたり、整理してみると、スマートフォンの定義のせいか、売れていないようなイメージを受けます。利用場面が少なそうだし、限定されるからかも知れません。セキュリティガチガチで、仕事にしか使えないのも不便ですし。
しかし、少なくとも僕の周りにはiPhoneユーザーが多いです。docomoでもauでも、一機種でこれだけ利用されているのを見ないですね。で、iPhoneはスマートフォンだと思っていないので、スマートフォンは売れていないように感じているわけです。
どうなんでしょう?こう考えているのは僕だけだったりするんでしょうか。
<参考>iPhoneのテレビCMでは、ビジネス用途っぽいものを見ないですね。