ソリューションとマーケットインの関係

　ソリューションという言葉はよく耳にしますが、企業や人によって使われ方はまちまちです。
　一方で、プロダクトアウトとマーケットインという言葉もありますよね。押しつけ型の営業ではなく、ちゃんとマーケットを見て製品やサービスを提供していこうよ、という話しだと思います。
　ですが、IT業界のみならず、実際にはソリューションはプロダクトアウトであることが多いように感じています。

　営業マンが営業活動を行なうのは当然ですが、製品やサービスありきで売りつけられても困りますよね。ま、確かにそれしかモノはないのかも知れませんが。
　不況という言葉を使うのは好きではありませんが、それにしてもお財布事情が厳しくなってきている企業が多いのは否めません。そのタイミングに、プロダクトアウトで営業に来られても、と感じるんですよね。

　ちゃんと相手の話しを聴いて、そのことを踏まえて提案することが大事だと考えています。当たり前なんですけど、意外とそうじゃない人っているんですよね。売らなきゃいけないのは分かるんですが、だからこそ相手のニーズをきちんと引き出すことが重要だと思います。

　ソリューションという言葉がマジックワードなんでしょうか？ソリューションというと、プロダクトアウトではないですよ、というメッセージに聞こえることがあります。しかし聞いてみると、やはりプロダクトアウトとしか思えない提案内容だったり。
　
　口だけのソリューションではなく、きちんと顧客のニーズを聴き出すこと。それが本当のソリューションなんだよなぁ、と実感している今日この頃です。