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『嫌われる勇気』(アドラー心理学)著者・岸見一郎氏の講演会に行ってきた!(2015年11月28日(土))<レポート前編>

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『嫌われる勇気』、大ヒット作ですが、読みましたか?

私は、ヒットしているなぁーと思うようになってから、紙の本で読みました。アドラー心理学を小説風に解説した本です。

著者のお1人、岸見一郎さんが産業カウンセラー協会の特別講演会でお話をなさるというので、行ってきました!250人くらいいたようです。
タイトルは、「普通であることの勇気」です。

以下、順不同にメモしていたことを書きますね。

「」内がお話があったこと。
★私の感想やコメント。

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「タイトルの"普通"である勇気、とは、特別じゃなくていいんだよ、特別よくも特別悪くもなくてよい、ふつうであっていいんだよ、という意味です」
★ 「だーれでもとーくべつなオンリーワン♪」という歌を思い出しました。

「人間の価値を判断する基準というのはない。それは、人間に価値がないという意味ではなく、人間には誰にでも等しい価値があるという意味である」
「しかし、人間に価値がある、ということを普段、あまり考えることはない。」
「アドラーは、こう言っている。『自分に価値があると思える時だけ、勇気を持てる』」
★ これ、以前、鈴木義幸さんの本に書いてあったあるセリフを思い出しました。鈴木さんが、アメリカでカウンセラーの仕事をしていた時、ある囚人の女性に
"Thank you for telling me that I do count!"と言われたという話です。 
I do count! ・・・"do"は、強調のdoですね。 私に価値があるということを教えてくれてありがとう、と一生懸命話を聴いてくれた鈴木さんにこの女性がお礼を述べたというのです。
人は、自分が価値ある存在だと、自分で思えた時、頑張れるのですよね。

「それでは、この"勇気"とは、何の勇気なのか。対人関係に入っていく勇気のことです。アドラーはこう言っています。『あらゆる悩みは、対人関係の悩みである』一方で、こうも言っています。『生きる喜びは、対人関係を離れて得ることはできない』
★わかる、わかる。 他者との関係は煩わしくもあり、他者がいなかったら生きていけないというのもわかる。

「子どもに"反抗期"はないん。反抗させる大人がいるだけ。反抗したくなるような言動をする大人がいるだけ、とアドラー心理学は言っています」
★わかる、わかるw。 むかつく大人というのは、ムカつかせることを言うから子どもから見ると、反抗したくなるんですよね。

「自分に価値があると思えるのは、自分が属している共同体に、自分の行動が貢献している時。役立たずではなく、誰かに役に立てていると思えた時、生きている甲斐がある。」
「ここで、"行動"が"貢献"というと、行動できないと貢献にならないのかと思ってしまうけれど、"存在"がすでに他者への貢献になると考えた方がよいだろうと思う」
★そこに生きているだけで、家族の絆を感じること、なんてことありますからね。

「叱る、とは、対人関係において、相手を"下"だと思っているからできる行為である。対等だ、同じ価値を持った人だと思って接すればいいだけである。褒めるのでも叱るのでもなく、言葉で説明する。話し合えば1歳の子どもでもわかるものだ」
「叱られた子どもは、大人の顔色を見るようになる。自分で判断するのではなく、叱られないならやる、という風になっていく。」
★これもわかる気がします。怒られるからやらない、というのは、本質が理解できていない証拠かもしれません。

「では、褒めるのはどうか?褒めるのも対等と思っていたらやらないですよね。褒める行為は、能力のある人が能力のない人に下す評価である。 褒められて喜ぶのは、自分の能力がないと思っている人なのかもしれない」「褒めて欲しいから行動する、というような振る舞いになっていく」
★『嫌われる勇気』にも、褒めたらあかん、と出てくるのですが、この部分だけは、いまだに納得がいかず、「褒められえた」からといって、下に見られたとも思わないし、褒められたら、純粋にうれしいので、いいんじゃないかと思っております。承認欲求があって、何が悪い、とも思います(開き直り。笑)

「大人の会話の脇で、静かにしていた幼児に"よく静かにできたね、偉いね"と褒めるのではなく、"あなたが静かにしてくれていて今日はお話がきちんとできたわ、ありがとう"とお礼を言えばいい」
★これは、なるほどね、と思いました。子どもも「ありがとう」と言われれば、「貢献できた」と思えるでしょうから。

前半、1時間15分くらいでこういった内容の講演がありました。その後2時間ほどのQ&Aセッションがあり、10個以上の質問に岸見さんが答えていくのですが、
このQ&Aセッションが非常に良かったです。


生々しい相談や疑問、質問に対して、アドラー心理学では、という視点で回答、解説してくださり、アドラー心理学の世界がとてもよく理解できました。

このQ&Aセッションについては、また明日にでも書きたいと思います。

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【読みやすい本です。アドラー心理学、なるほど、なるほどと思いますし、これを読んで、生きやすくなった人は大勢いるんじゃないかと思います】




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