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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

若手は年長者の体験談を意外と好むように思います

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若手(1年から3年目くらい)の方たちと言うと、私のような半世紀人間にはすでに娘・息子の年代な訳ですが、それでも、私が経験したことを話すと、熱心に耳を傾けてくれます。

私の話から疑似体験をしているのか、聴きながらドキドキしてしまうようです。特に、失敗談とか思いっきり叱られた話など。

20数年を経て、若かりし頃の失敗談をはじめとする体験談が仕事で活かせるのだから、すべてのことは無駄ではないのだなあ、と思ったりもしています。

というわけで、そんなこんなを「あっぱれ上司!」(週刊コラム)のほうに書きました。

よろしければちょこっとご覧いただければと思います。

あっぱれ上司! 「自分の経験を臆することなく後輩に語れますか?

そういえば、昨年、Facebookで盛り上がり、DEC時代の同期入社5-6人で飲み会を開いたということは、ここでも書いたように記憶していますが、その際に、同期の一人がこんな話をしていました。(正確には覚えていないので細かい部分はちょっと違うと思います)

彼は営業でした。

非常に高価な(●千万円、あるいは、●億円の)のマシンをUSからいち早く入手し、顧客向けにデモするイベントがあり、それが終わって、台車に載せてマシンを運んでいたところ、日本にまだ1台しかないそのマシンが台車からずり落ちて、ガシャンと・・・・いう音・・・と共に・・・。

上司もいっしょにいて、その時、何と言われたかというと、

「ま、デモが終わってからでよかったな。」

みたいなセリフだったとか。

バブル前の、なんだなのどかな時代の話です。いまそんなことが起こったらどんなに大変なことになるでしょう。

そうやって若手は失敗を許されていた時代。「いまの若手は本当に厳しい社会を生きているよね。大変だな」としみじみ感想を述べ合いました。

こういう話は、若手にしてもしょうがないので、こうしてブログにだけ書くのでした。

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