本嫌いなボクが、本を好きになった理由
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
ボクは本が好きです。
ボクが本が好きになったのは、実は2004年以降のことで、それ以前は本を全然読みませんでした。というより、嫌いでした。本なんて月に1冊読めばいい方で、他に読むと言ったら移動中に読む週刊誌やマンガぐらい。
そんなボクが本を好きになったきっかけは、「もっと情報収集しなきゃと思った」とか「勉強しなきゃと思った」という理由ではなく……
「困っていた」からです。
ブログには何度も書いているので詳しくは書きませんけど、2003年に転職した先で大きな仕事のストレスを抱えました。後に中間管理職にもなって益々孤独になりました。一人思い悩んでいたとき、愚痴を話せる人は何人かいましたけど、「どうすれば解決できるのか」の教えをこう相談相手がいませんでした。だから、救いを求めるのが本しかなかった……。それが、本を読むようになったきっかけ。
いろんな本を手に取りましたね。エンジニア時代は主に技術系の本しか読みませんでしたけど、心身ともに弱っている時期って、自己啓発系の本をなんとなく手に取りたくなるんだね。中村天風さんとか、稲盛和夫さんとか、結構読んだかも。海外の哲学系の本も、かなり読みました(ちなみに、以前たった100円でも、いつまでも心にとめておきたい自己啓発書10選という記事を書いたので詳しくはそちらを)。あと、逃げ場がなかったので「もう、会社なんて辞めてやる~」と思って、経営的なことも勉強しなきゃと思うようになっていたので、起業に関する本もたくさん読んだかな。神田昌典さんとか。
で、いろんな本を読んでいると、時々出会うんです。「ホッとする一言」「やる気の出る一言」「グッとくる一言」に。そういう一言に出会うとうれしくて、ちょっと元気が出て、「もう少しやってみよう」と思える。で、また本が読みたくなる……そんな循環で本が好きになっていきました。
今もそうです。たとえば、昨日、萩本欽一さんの本のことについてちょっと書きましたけど、この本にね、「つらい夜に夢は宿る」なんて書いてあるんです。なんか、グッとくるでしょ?本を読んでいると、こういう、ステキな一言との出会いがたくさんある。
それが、本嫌いなボクが、本を好きになった理由です。
よく、「もっと本を読まなきゃダメだ」って言う人、いるでしょう?本を読むのはいろんな知識を得る上で大事だと思うけど、「ねばならない」から入っても頭には入らないよね。長続きしないし。
そうじゃなくて、生活していると、いろんな「困った!」があると思う。そういうときに、「他の人はどうやって乗り越えたんだろう?」「どんなことが転機になったんだろう?」……そんな興味から入るといいと思います。どんなに成功しているように見える人でも、多かれ少なかれ、過去には何かしらの「困った!」を経験しているから。
これまで、たくさんのステキな一言をいただいてきたので、これからはその分、お返しできたらいいなぁと思っています。