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そのスキルを使って、そのスキルのすばらしさを伝えることができるか

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もうすぐ4月ですね。4月になれば新入社員が入ってきます。先輩のみなさんは新入社員にさまざまな仕事に関するスキルを伝えなければなりませんが、自分が身に付けたスキルを他の人に伝えるというのは、なかなか難しいですよね。

私はコミュニケーションの講演家でもあるのですが、スキルを伝えるのは楽しいなと思っています。特に、NLP(コミュニケーション心理学)のスキルは本当に楽しい。なぜなら、NLPは「NLPのスキルを使って、NLPを伝える」ということができるからです。 

他のスキルは、なかなかこうはいきません。たとえば、以前、IT業界のマネジメントスキルであるPMBOKやBABOKのセミナーを受けたことがあるのですが、 その時、講師の方はこう言いました。 

「マネジメントにはコミュニケーションが大事です。プロジェクトの成功はコミュニケーションの質が9割と言ってもいいかもしれません」

私はそのセミナーでこんな気持ちを抱きました。「そんなにコミュニケーションが大切なら、その方法を教えてほしい」と。けれども、「何をコミュニケーションするか」を語られることはあっても、「どのようにコミュニケーションするか」は語られることがありませんでした。 

会議体を定期的に持つことが大事なことも、ステークホルダーマネジメントが大事なことも分かる。でも、「どうやって?」が分からない。だから、できない。 それはそうです。PMBOKやBABOKはコミュニケーションスキルではなく、マネジメントスキルなのですから( だからといって、PMBOKやBABOKが使えないのかという意味ではもちろんありません。非常に重要なマネジメントスキルです)。 

以前、NLPのマスタートレーナーであるオーウェン・フィッツパトリックのトレーナートレーニングに参加したときのことです。オーウェンはセミナー中、こう言いました。 

「NLPを伝えるときに最も重要なことは、NLPのスキルを使ってNLPを伝えることだ」

私はこの言葉を聞いたとき、とても大きな衝撃を受けました。「そうか!そのスキルのすばらしさや有効性を伝えるためには、実際にそのスキルを使ってみせることで、初めて受講生の”なるほど!”が生まれるのだな」と。 

NLPには「信頼関係を築く」「聞く」「問いかける」「伝える」「望ましい姿にリードする」など、目標を明確にし、成果に対して相手をリードしていくために必要なコミュニケーションのスキルセットがあります。受講者と信頼関係をつくり、受講者が望んでいることを聞き、言葉にできていない本音を引き出し、相手に伝わるようにプレゼンテーションすることができる。その反応がダイレクトに得られるから、楽しい。

「そのスキルを使って、そのスキルのすばらしさを伝える」ということができるスキルに、他にどんなものがあるかなぁ。パッと思いついたのは音楽です。弾いて、歌って見せることで、目で楽しみ、音を聴き、こころで感じることができます。言葉が無くても、音で伝えることができますよね。

みなさんは、みなさんがすばらしいと思っているスキルをどのように伝えていますか?もし、「オレ(ワタシ)も、自分がすばらしいと思っているスキルを使って、まわりの人にそのスキルを伝えているよ」というのがあれば教えて下さい。

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