「受け止め方」が変わればすべてが変わる―精神的に悩んでいた方からのうれしいメール
先日、以前カウンセリングさせていただいた方からメールをもらいました。カウンセリングを行ったときの模様はこちらに書きました。
労働環境の3つの課題が垣間見えた、「仕事のやる気とメンタルケア」勉強会
最近は、周囲からも「変わった」と言われることが増えたとのことで、うれしい限りです。
以前うつと診断され、投薬を受けたというその方は、薬による影響が大きいらしく、文面には「まだ、薬との付き合いが必要だ」と書かれていました。
メールを拝見して、僕は改めて「薬は怖いな。安易に服用するものではないな」と思いました。もちろん、重度な場合は薬が必要なシーンもあると思いますが、その弊害も非常に大きいと個人的には考えています。
じゃあ、どうすればいい?って話になりますが、その答えはメールに書かれていました。
メールをくれた方によれば、以前は上司のことが苦手だったそうですが、今はうまく立ち振る舞うことができるようになったそうです。その理由は、上司が何か変わったというよりも、「自分の受け止め方」が変わったおかげで、あまり気に病むことがなくなったと書かれていました。
僕はこの「上司が直接何か変わったわけではない」「受け止め方が変わることで、見えてくるものが変わってくる」というところがポイントだと思っています。
逆の言い方をすれば、いくら薬で一時はよくなったとしても、「受け止め方」が一緒だと、近い将来、同じようなシーンに出くわしたときに、また「以前と同じ受け止め方」をし、その結果、薬に頼らなければならなくなってしまうかもしれません。
だから、「受け止め方が変わる」というのは重要です。
じゃあ、どうすれば「受け止め方を変えられるの?」って話になりますね。受け止め方はそんなに簡単に変えられるものじゃないと、多くの方が思うでしょう。
一つの方法として、カウンセラーのような第三者の関わりは重要です。すぐれたカウンセラーは「このような見方もできませんか?」と、別の受け止め方を示してくれます。「そうか、そういう見方もあるのか」ということを知ることができれば、多くの変化が期待できます。
何らかの事情で、カウンセラーとの関わりが持てない場合もあるでしょう。その際は、「仕事のやる気とメンタルケア」という小冊子を参考にしてください。無料でダウンロードできます。
また、以前エントリーした記事を参考にしてください。
あと、以前インタビューさせていただいたこちらのお二人の音声は、現場のカウンセラーとして、病から立ち上がったお一人の声としてとってもオススメです。
- いいサイクルが回り始める魔法の言葉 ~たった1つのことに気づくだけで、いいサイクルが回りだす~ 株式会社グロウスサポート 心屋仁之助
- 「何があっても、人のせいにしない」~苦しいとき、一歩踏み出すために~ 歌手 高木いくの
無理に受け止め方を「変えよう」と思わないでください。自然に「変わる」ために、上記でご紹介した方法はとても有効です。