「自殺を身近な問題として考える」のではなく、「一人ひとり」に目を向ける
前回の記事では、今回はポジティブな内容に触れる予定でしたが、今、とても大切だと思っていることがあるので、今日は、そのことについて触れます。それは自殺の問題についてです。
この記事によれば、自殺者が12年連続で3万人を超えたと言います。3万人がどれぐらいの規模なのか、細かい数字を聞いてもパッとイメージできませんが、増えているということだけは、事実としてあります。
このような時、何が必要なのでしょうか?国のイベント的な施策でしょうか?私の意見では、まず最初に必要なのは、周囲の人が話を聞いてあげることだと思います。「あれ?何か変だな」と思ったら、まわりの人が、まず話を聞いてあげることだと思うんです。それだけで、癒されます。「死ぬ気になれば何でもできる」なんて言葉もいりません。ただ、聞いてあげて欲しいと思います。「身近な人」がポイントです。
前出の記事には「一人ひとりが身近な問題として、自殺を考えて欲しい」と書かれていますが、私の意見では、死を前提に、自殺を身近なことだと考えてはいけないように思います。「自殺を身近なことと考える」のではなく、もっと前から、そこまで追い込む前から、一人ひとりに関心をもち、もっと接すること。「自殺」を考えるのではなく、「一人ひとり」を考えるのです。「どうした?」「大丈夫?」……そんな一言でいい。それが大切だと、私は思います。
大きな流れの中で、変化が起きている時期です。価値観が大きく揺らいでいる時期です。ですから、迷って当たり前です。私なんて、いつも迷ってばかりです。
けれども、そんな中心強いのは、ちょっとした気を使ってくれる人がいることです。自殺を身近に考えるのではないです。どうすれば解決できるか?……表面的なイベントではなく、一人ひとりに関心を寄せることが、今、求められているのです。
どうしたら悩みを解決できるか?どうしたら楽しく働けるか?という観点で、私も微力ながら、行動を起こそうと思っています。