10年後、仕事を「ツライもの」から「楽しいもの」にしたい
先日、NPO法人を設立するための相談に行ってきたというお話をしましたね。NPO法人の設立の仕方についての手続き的なお話をお伺いしてきたという内容でした。今回は、「NPO法人を作って何をしたいのか?」という話に続きます。
ボクが実現したいことを思いつくまま並べてみると、
- 10年後、仕事を「ツライもの」から「楽しいもの」に変えたい
- 子どもたちが「お父さん・お母さんのように早く働きたい!」と思える社会にしたい
というような、シンプルなことです。
これらの内容について、NPO設立の相談をしたくびき野NPOサポートセンターのスタッフのみなさんにお話しすることに。ちょうど、同センターの理事さんもおいでになっていたので、今考えている事業(まだ抽象的ですが)をお話しすることになりました。
最近書いている記事の繰り返し感がありますが、
- 職場における悩みや問題解決に関わる事業
・「ちょっとした悩み」を話せる場の提供
・定期相談会
・メンタルヘルスの実態調査 - 企業のメンタルヘルス改善に関わる事業
・中小企業の「合同カウンセリングルーム」
・企業と病院の中間…病院へ行く前のサポート(行く必要がないみなさんを救う) - 働く意欲とやる気を創出する事業
・元気に働くための思考法の提供
・仕事を楽しむための情報提供(仕事を楽しんでいる方々のインタビューなど) - リーダー層の職場改善力を向上する事業
・企業のリーダー層に向けた講座
・職場のメンタルヘルス改善
問題の解決策が分からないリーダー層へサポート「カウンセリング法」
・職場活性化
ツール的には、「コミュニケーション」「心理学」「ファシリテーション」「コーチング」 - 意思が高い人々が集い、志をともにする事業
・アイデアの創出の場の提供。定期的なライブセッション。
・職場を離れて「楽しいこと」をやる(飲み会とか、そういうのではなく)。 - 若年層の「仕事」「働くこと」への意識を高める事業
・若い(子供たちや、社会に出たばかり)世代が仕事の楽しさを知る場・情報の提供
こんなことがしたいというお話をしました。
サポートセンターのスタッフのみなさんの反応は次の通りでした。
- メンタルヘルスの問題が社会問題化している
- 仕事に対する夢がもてない人が増えている
- 昔は、職場の上司が部下の面倒をみる役割を果たしていた(飲みに行って、愚痴を聞いてあげるなど)。成果ばかりが求められる今は、リーダー層も手一杯で、面倒をみれる人がいない。
- バブル崩壊後に採用された、現在30代の人たちは後輩が入社してこないために「ずっと一番下」という人も数多くおり、相談相手が居なくて困っている。また、部下をもった経験がないため、育て方が分からない方も多いのでは?
- 「相談員」みたいな方がいる職場もあるが、同じ環境で働く人には自分の悩みを相談しづらい。制度だけあって、運用はされていない職場がほとんど。利害関係がひしめく職場の中では、職場にどんな制度があろうとも相談できるはずもない。
- 社外に、気軽に相談できる場があったら行ってみたい。話を聞いてくれるだけでも癒されるはず。
結論としては「今、求められている事業ではないか」という話になりました。みなさんは、どう思われているでしょうか。みなさんの職場もこんな感じではありませんか?
このように書いてみると、何かメンタルヘルスの面が強い感じがしますが、私の中のテーマは「楽しく元気に働く」ことなので、どちらかというと明るい感じの事業のほうを強調したいと思っています。働く人々が環境をよりよくし、楽しく働くためのノウハウや思考法を伝えて行きたいですし、学生や、若い世代の人たちが「仕事って、面白いものなんだな」と感じていただけるような事業も作りたいと思っています。メンタルヘルスの事業は、その中の一環ですが、心理カウンセラーの仲間もサポートに加わりますので、体制は万全です。
頭の中で考えていたことを、第三者に説明することで、やりたいことが少し明確になったような気がします。まだ、構想段階なので、事業の詳細については、今後、言語化しながら具体的にしていきたいと思います。なんか、楽しい仕事にしたいな~。ボク自身も。
この後、サポートセンターのスタッフのみなさんとお話する中で、「会社のほうが設立は早いですけど、なぜNPOなんでしょうね。」という話になりました。この続きは、また次回に。