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ETC車載器、品薄が続く理由を知って思うこと

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先日、ETC車載器が欲しくても買えないという記事を書きましたが、こちらの記事を見て、妙に納得してしまいました。

ETC車載器、品薄続き 民主政権なら不要…増産せず

この記事によれば、

高速道路の料金値下げの恩恵を受けるのに必要なETC車載器が「欲しくても買えない」事態になっている。それでなくても数が少ないメーカーに、生産ラインを増やして増産しようという動きはない。値下げは期間限定の上、近づく総選挙で民主党は高速道路の無料化を掲げており、選挙の結果次第では、車載器は不要になる可能性もあるからだ。

とのこと。

確かに、民主党になれば高速料金は無料になると言っていましたね。ETCをどうにか入手してつけようと思っていたのですが、この記事を見て、今つけるべきか悩んでしまいました(きっとつけることになると思いますが…)。製造メーカーも思い悩んでいるでしょうね。ETC車載器がいらなくなれば、今後全く売れなくなってしまうのですから。

また、税金が投入されて安くなっている高速料金ですが、

国土交通省によると、ETC搭載車は5月末で2554万台。01年3月の制度開始から8年で、高速道路を利用する自動車の8割は搭載車になった。だが、7880万台の自動車全体での普及率はまだ3割だ。

とのこと。

ETC車載器が欲しくても買えない。一方で、ETC車載器がないと恩恵を受けられない。しかも、この状況はしばらく改善の見込みがない……。税金が投入されているのに、普及率は3割程度。不公平感が益々募っていくような気がします。

民主党案のように高速料金を無料にするのもいいけれど、今までのETCの設備投資も相当な額だったことでしょう。それが一切無駄になるというのも考えものですね。

また、今回仮に、民主党に政権が移ったとして、いつの日か自民党に移るようなことが起きたとき、「やっぱりETCを使います」となるのでしょうか?これも考えものです。

政党うんぬんに関わらずに、長い視点で本当に必要なものがきちんと整備され、公平に恩恵がいきわたるような仕組みを望むばかりです。

それはそうと、ETC車載器をつけるかつけないか…どうしようかな?

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