電気自動車と、経済対策と、エコ
土曜日の夕方だったか、電気自動車に関する特集をテレビで見ました。電気自動車は果たして経済対策となるのか、はたまたエコなのか?
経済対策としては、車そのもの、充電スタンドなど新たなインフラや需要が喚起されるでしょうから、刺激にはなるのでしょうね。
エコの観点で、私が気になったのは次の
・電気自動車のエネルギー効率
・電気自動車が増えたときのエネルギー供給
・バッテリーの寿命と処分
の3点です。
■電気自動車のエネルギー効率
エネルギー効率は、Wikipediaによれば
発電所発電からの全体を考慮した電気自動車のエネルギー効率については、最新の火力発電所などの発電効率が高く、廃熱利用を含め、60%程度の熱効率を実現する発電所も増えているため、送電効率・充放電効率・動力変換効率などを含めても、内燃機関自動車に比べて高い効率が実現できるとされる
とのこと。効率面からの電気自動車のメリットはありそうです。
■電気自動車が増えたときのエネルギー供給
充電スタンドは作ればいいと思いますが、多くの車が電気で走るようになったとき、全体の供給量を満たせるのでしょうかね?深夜電力での充電を見込まれているようですが、充電スタンドが整備されたら昼間でも駐車場に車を置いて充電するんじゃないでしょうか?今でも夏場はエアコンの使用で供給が間に合わないようなニュースが流れます。日中の供給量が不足するような気がするのですが…。
■バッテリーの寿命
携帯でもバッテリーには寿命がありますし、いくつかのサイトを調べてみると電気自動車のバッテリーも2年ぐらいで交換が必要とのこと。コストもさることながら、バッテリーの生産や廃棄は環境に対してどのぐらいの影響力があるのか気になるところです。
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個人的な意見としては、電気自動車もいいのですが、ハイブリッド車というのはとてもよく考えられていると思うのですね。新たなインフラもいりませんし、長距離も走れる。現段階ではもっとも理想的な形ではないかと。
いずれにしても、エンジンも、電気も、ハイブリッドも、トータルで考えたときにいい方向になればいいなぁと思います。個人的には、エンジン車の「ブルルルル~ン」という音も好きなのですけどね。
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