虎ノ門パストラル、9月30日で営業終了
勤務先の直ぐそば。宿泊することは無かったのですが、時々ランチに出かけていた虎ノ門パストラル。紆余曲折あった施設ですが、9月30日をもって営業終了。それほど強い思い入れがあったところではないのですが、やっぱりそれなりに感慨はあります。
創業は1968年
元々正式名称は東京農林年金会館。何気に食事のおいしいレストランが入っていたところでした。昼休みにランチを食べに行くのは大抵2階の一番おおきなレストランでしたが、海鮮丼とかカレーとか、いやこれが何気においしかった。何かの拍子に10人くらいで団子になって食べに行くときとかにも割りと柔軟に対応していただけていたので、それなりに重宝していたのですが・・・
これも時代の流れでしょうか。
儲からなくなった?
色々と理由はあるにせよ、最終的には維持してゆくために必要な収益が上がらなくなったということが原因のひとつであるのは事実のようです。立地している虎ノ門は新橋から赤坂、六本木に渡る地域の中ですが、六本木ヒルズや赤坂見附周辺などに較べると、どうしても地味な印象が無くもない虎ノ門。これも隣接する神谷町ならもう少し違っていたかもしれませんが、微妙に奥まった場所。そして直ぐ裏にはホテルオークラが控えているなど、もともとの所有母体である農林漁業団体職員共済組合を中心とした需要や、もちろんそれ以外の需要では支えきれなくなったということで売却が決まったのが2007年9月。
跡地には森トラストグループがオフィスビルなど新たな施設を建設するという計画が進んでいるそうです。
これも時代の流れですね。
利用しない人が四の五の言っても仕方ないですけれど
実はオフィスから良く見える場所にあります。そんな近所の風景が変わっていくのは流れですが、ま、ちょっと感傷的になる部分もあります。国の予算編成の時期になると、黒塗りのセダンが頻繁に出入りし、勤務先の直ぐ裏の道を抜けて霞ヶ関や永田町方面に走ってゆくのをよく見かけたのですが、どうやらそれも終わりです。
時代の流れの風景、ってとこでしょうか。