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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

2021年10大ニュース e-Janネットワークス

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おはようございます。

今年はブログの更新を怠っていました。m(..)m。

今週に入って会社での「10大ニュース」をまとめたので、シェアさせてもらいます。

この10大ニュース、毎年年末、1年間を振り返っての作業を続けています。例年、様々な方々にお世話になりながら1年が無事に過ごせたことに感謝を覚えます。

2022年もよろしくお願いいたします。皆様、よい新年をお迎えください。

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■10位:e-Janのレーシングカーと型破りな安全運転講習会

e-Janのロゴを付けたレーシングカーがサーキットを疾走する。そのレーシングカーを見て人々が「あれ、このブランド...」と思ってくれる。そのようなことを実現したいとかねてから思っていました。

レーシングドライバーに井尻薫選手という方がいらっしゃいます。その方が個人でマツダロードスターのパーティーレースに出場していることを知りました。昨年、本人のレースへの出場を続けたいとの思いをお聞きし、これはチャンス!と思いました。

社内でスポンサーをすることについて議論し経営陣からの合意を得ることができました。そして社内デザイナーにスーツと車のデザインを依頼し、e-Janロードスターが仕上がりました。白と青を基調とした鮮やかなレースカーがサーキットを疾走する姿が現実化したのです。

井尻選手は5回のレースのうち1回は他のレースとのスケジュールがバッティングしたので欠場でしたが、残りの4回はポールトゥウィン※でダントツの成績で総合優勝してくれました。※Pole to Win:予選でポールポジションを取って、決勝でそのまま1位で優勝をすること
結果サイト: https://www.e-jan.co.jp/sponsor/

さらに井尻選手にお願いして、今度は「安全運転講習会」を開催してもらいました。車の窮境の状態を体験しておくことで理解が深まり、安全に運転ができるようになる。その体験をe-Jan社員やその家族にしてもらいたい。そのような思いを実現することができました。

筑波サーキットに隣接するジムカーナー場を借りて、濡れた路面上で、車を急発進、急ブレーキ、急ステアリング操作、急アクセル操作させるのです。当然のことながら、車はスピンしたりします。この究極を安全に指導してもらいながら体験するのです。

コロナ禍の影響で遅れに遅れて年末の12月に第一回目が開催できました。参加者たちはあまりの凄さに大興奮していました。車を安全に振り回すなどという体験はなかなかする機会はなかなか無いです。公道で試す人もいるでしょうが、かなり痛い目に合うことと隣り合わせです。

年末に井尻選手からいただいたコメントを転記します。
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チャンピオンを獲得した事で、「嬉しさと同時にホッとした」というのが正直なところです。特に開幕戦の予選では、若手の台頭もあり1/100秒差とギリギリの状況でした。

自分もベテランと呼ばれる年齢になりましたが、速さに対する探究心は若手の頃と変わりません。勝負事なので「勝った負けた」は結果論ですが、そこに至るまでの準備を妥協なくできたかが大事だと思います。そういった意味では、今できるベストは尽くせた一年でした。

今シーズンからe-Janネットワークス株式会社様にサポートして頂き、カラーリングも爽やかな白と青に一新。サーキットでの注目度も高かったです。カッコイイ車両で走れる喜びと同時に、多くの方にサーキットへ応援に来て頂いて嬉しかったです。

応援頂いた皆様、本当にありがとうございました。

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プロの姿勢とは何か。学ぶことがありますね。

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■9位:制度の見直しもろもろ

e-Janには合理的かつ柔軟な制度が沢山あります。例えばフレックス制度を使いながら半日休をどうとればいいのか。そこは、半日休むのではなく、半日働けばいい。4時間勤務すれば半日休としたのは2015年くらいからです。

e-Janには夏季休暇として5営業日分を7月~9月の間にとっていいという制度がありました。コロナ禍はなかなか収束しません。夏季休暇もなかなか踏み切れずにいる様子がうかがわれました。片や、海外からの社員も増える中、旧正月の間に休みを取りたいという要望もあります。合理的にするにはどうするか?

考えてみると「夏季休暇」だから7月~9月という時期があるという非合理性に気が付きました。そこで「夏季休暇」という呼称を「リフレッシュ休暇」に変更、時期の制約を無くしてみたのです。これは社員たちに喜ばれました。何もいろいろと混む時期に休みを重ねる必要は無いですよね。もちろん、伝統的にお盆休暇を取るという使い方でもOKです。

1年間会社に来たことが無いというような社員もかなり増えてきました。実家の近くに戻る人たちも増えました。そこで、テレワークの究極の姿として、会社への出社を無くす制度を今年建てつけました。「どこでも在宅勤務制度」。会社に通えない、例えば沖縄に住みながら働くことも可能にしたのです。

永年連続勤続表彰制度も5年・10年という節目で祝うという形も今年から建てつけました。従来の永年連続勤務表彰は旅行券でしたが、コロナ禍で旅が出来なくなっている中、成立しなくなったのです。よって、課税対象にはなりますが、増額し、現金での支給へと制度を変更しました。

他にもワーケーション制度の見直しやそこへの会社からの補助金。これも大胆なものです。
https://www.e-jan.co.jp/press/2021/20210705.html

コロナのガタガタで吹き飛んでしまっていた、報告会やTMCなどをオンライン復活も今年行った制度見直しの一貫ですね。従来は対面でやっていた月次報告会やTMC(Ten Minutes Conversation)などは、オンラインで開催するのが難しい、方法が分からない、などの理由で止まってしまっていましたが、それらを再定義して再開できました。

制度があるからダメ、ではなく、状況が変わったのであれば制度を合わせる。合理性と柔軟性はいつまでも大切です。2年にもわたるコロナ禍という激震は、各制度の有意性と価値を合理的に考え直すためのの見直しには絶好の機会でした。

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■8位:会社としての「体を成す(ていをなす)」

ISMSという情報セキュリティの管理基準があります。事前にルールを決めて、その通りに運用できているかを定期的に監査する。そのことにより、ルール通りに運用されていることが最大限効果を上げる。そして情報セキュリティ的なトラブルを未然に防ぐ。このようなコンセプトなのですが、これは会社の運営全体についても当てはまるものだと考えています。それなので、会社における管理基準のようなものを設ける必要があると思いました。

e-Janも創業以来21年。社員数も100人を超えるようになってきて、従来の家族的性善説的な手法だけではなく、しっかりとした基準に従った運営へと脱皮する必要もある段階です。そこで、「上場できる企業であるか」という基準を利用することにしました。株式を公的な場所で取引してもらえるためには、その会社自体が透明性高く正しく運営されているかという基準を満たす必要があるからです。

そのプロセスは、今年なかなか大変なことになりました。経営陣や管理部門を中心に実に様々な基準で審査をされています。それでも、「会社としての体を成す」ためのプロセスなのだという思いで進んでいます。実際に様々なことがしっかりとしてきました。上場のタイミングは様々な要因があるのでいつなのかは明らかではありませんが、狙ったことは着実に進んでいるということが誇らしいです。

そのような中、初の社外取締役のお二人にも取締役会に参加してもらうという姿になりました。今年は毎回オンラインでの開催だった取締役会ですが、運営もだいぶ安定してきました。大きいところから細かいことまで、基準通りに仕事を動かすというのはなかなか大変ですね。そのための内部監査などもしっかりと運用に乗ってきています。

大元のISMS (ISO27001)は、年末に継続の審査とともに、クラウドサービス(ISO27017)への拡大の審査も受けました。大きな問題は無かったとのことです。めでたしめでたし。

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■7位:産学連携活動のスタート

「高知には高知大学、高知工科大学、高知高専と立派な教育機関があります。そことの産学連携での研究や卒業生の採用も視野に入れています」。高知に拠点を設けた2018年末から言い続けていました。ところが、実際には産学連携についての具体的活動は全く始めることができずにいました。社内のどの部署も「これ以上仕事を増やせない」と、私の構想にはお断りモード(笑)。

急がなくても重要なことを推進するのが私の仕事なのでしょう。そこで、2021年初に退職された外部の知人に依頼して産学連携の活動をサポートしてもらうことにしました。産学連携と言っても、その知人も私も経験があるわけではありません。でも、経験が無くても問い合わせをして打ち合わせをしていけば落としどころが見つかるものです。

テレワークプラットフォームの製品を販売するe-Janとしては、テレワーク体験をより自然なものにしていくための新しいコンセプトやモノを開拓していく必要があります。そこに学校の力を共同研究という形で進められないか。そのような切り口から進めてみました。

「はこだて未来大学」との合意ができ、10月にプログラムが正式スタートできました。また、「高知工科大学」とも合意ができ、11月に発表を行いました。両産学連携は、「函館サテライトオフィス」と「e-Janラボin高知」という場所の提供とともにプレスリリースを行いました。大学や自治体などの多数の関係者にも応援してもらっています。

社内からも自己推薦を含めるメンバーが参加し、いろいろな活動が始まっています。本格化するのは2022年からですね。楽しみです。

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■6位:企業PR活動の強化によりメディア露出拡大

2021年は企業についてPR活動をするという試みを行いました。もちろん、会社のPR活動はプレスリリースやホームページなどで発信していました。今年が従来と違っていたのは、PR会社のサポートを受けながらの積極的な発信を試みたことです。

PR会社のチームメンバーたちは営業と同じで、繰り返しメディア関係者たちに情報提供を続けてくれました。そのおかげで今年は多数のメディアに取り上げていただくことができました。函館や高知でのイベントもしっかりと新聞やテレビにも取り上げてもらえました。PR活動を継続することで、より多数のメディアからの取材依頼をいただく好循環も発生しています。

コロナ禍でキャンセルが続いていた、情報セキュリティEXPOを始めとする大型展示会への出展も復帰。さらには、春先にはe-Jan初のテレビCMも実施しましたね。人がB2Bサービスを知ってくれるには地道な努力が必要です。でも効果的に発信し続けることによって、会社の総合的価値が高まると信じています。

いいメンバーでいいサービスを創って社会に貢献している。

e-Janネットワークスが何をやっている会社なのか。どういう社員がいるのか。メディアに取り上げてもらい続けることによって自分たちの活動を客観的に見ることにもつながります。このe-Jan的なことを、自負しているだけではなく、社会にそれを発信し続けることで自分たちのコミットメントとしても固まってきます。

2022年は活動が2年目に入ります。より一層の効果を出していきましょう!

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■5位:オフィスの在り方についての新提案

一人ひとりが仕事をする場所を、地図上で表すと面白いかも知れません。働く場所とその働いた量を地図に色と大きさで分布させるのです。従来はオフィスのある場所に大きく偏っていた仕事の場所と密度の印、それが、テレワークによって大いに分散したと思うのです。今の状態は図でイメージすると各自の自宅に点が散らばっている感じでしょうか。折角ならそに合わせてオフィスも分散させるべきだと思いました。

「仕事の場所を選ばない」≒「好きな場所で仕事できる」です。

20世紀資本主義社会では、仕事場はいわゆる収容所だったのでしょう。社員には時間給を払うのです。だから収容所に朝9時までに集まることを強要します。収容所での労働時間は、管理者の監視のもとに置きます。もちろん昼休みは与えます。1時間自由にしていい。でも1時に再び作業開始です。そして夕方6時の開放時間まではきっちりと働いてもらいます。6時以降も束縛するのであれば、苦行ですから残業代を支払います。残業代はプレミア付けて払っているのだから文句言わずに働きなさい。

どうですか?これがちょっと前まで、皆が盲目的に従っていた姿なのですよ。

ある意味滑稽な姿ですよね(笑)。でも、いまだにここから脱却できていない会社が多いのが実態です。e-Janはそういう姿とは違った、理想的な働き方を追求する会社です。「e-Jan、ワクワク、ひろめたい」です。まずは自分たちで実験しながらいいものを実証して広めていくのです。

さて、「仕事の場所を選ばない」≒「好きな場所で仕事できる」のであれば、オフィスや働く環境を準備する会社側としては発想を変える必要があります。3月にはまずは、一人一律10万円のテレワーク手当を支給しました。また、月次の手当も新設しました。これによって、自宅の環境を整えた費用や、通信費、光熱費、デバイスの費用などの補填をさせてもらったのです。

半蔵門オフィスのシェイプアップを行うことにしました。5月には7階の会議室エリアを手放しました。来年3月までには6階も縮小します。利用されていないオフィスの家賃を支払うよりももっと有効活用したいからです。立派なオフィスにステイタスを感じる世代としては、正直残念でなりませんでした。それでも、合理性が重要です。仕事の重心が大きく分散している中、働く場所をニーズに合わせて提供していくのが会社として大切です。

実は、昨年末から横浜にサテライトオフィスを設けました。横浜近辺在住の人たちの利用を想定していました。やってみたところ、利用は促進されませんでした。半年も使わずに閉めました。人は自宅近所のオフィスには行きたくなかったのです。それだったら自宅で仕事を済ませてしまう。ここで自分は発想を変えました。自宅近所ではなく、もっと非日常感があるところにオフィスを設けるべきではないか。そこで函館に目を付けました。人気の観光地です。

6月には函館にサテライトオフィスとして使おうという計画の、喫茶店跡の場所を契約しました。同時に高知テクニカルセンターが入っているビルの元銀行支店だった1階を借り増しすることも決めました。そこからはコロナ禍との闘いの中、開所のための突貫作業が始まります。結果、10月に函館サテライトオフィス(HSO)、11月に「e-Janラボ in Kochi」が開所できました。総費用は東京の縮小分で賄えています。

HSOの紹介動画

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