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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

自分史上最高のテレワーク環境が完成!

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パソコンでの長時間集中時には、自分は椅子の後ろに体重がかかった寄り掛かる姿勢をしています。そこにいい感じの斜角度でキーボードがあり、顔より上にディスプレイがある。足を投げ出したようなこの姿勢は、オフィスでの見栄えは悪いのですが、パソコンの集中作業には向いてます。

自分は自宅でも、後ろに寄り掛かる姿勢にこだわっていました。それなのでソファータイプの椅子で寄り掛かり姿勢を優先した環境を創りました。ところが、この姿勢で長時間作業をしていると、腰やお尻が固まってしまうのです。立ち上がるたびに、足腰が固まっていて歩き出しが老人で、いかにも問題ありでした。

昨年末にオフィス家具のオカムラの展示会に行きました。オフィス家具もすっかり、焦点がテレワーク環境でのオフィスや、自宅での在宅家具にシフトしていました。私には展示会においてあった新型のRegasという机、そしてFinoraという椅子が目を引きました。オフィス用にと展示されていた家具なのですが、実際に座ってみて感激しました。

机は上下昇降できるだけでなく、天板の左の一部が少し傾くようになっていて、キーボードを傾けることができるようになっています。さらに椅子は、通常の座位だけではなく、後ろに寄り掛かる姿勢をサポートしています。この組み合わせは私の座り方のコンセプトにかなりいい感じで合致したのです。そして、この組み合わせだと、仕事を長時間続ける際、後ろに寄り掛かった姿勢から、フロントに荷重をかけた姿勢へと、さらには立位へとまで変化させることができます。展示会のその場で、自宅用にと営業の担当者に注文してみたのです。

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先週末の土曜日、ようやくこの机と椅子が到着しました。机は昇降式なので組み立てもかなり複雑で、作業の方がいらしてくれて、てきぱきと組み立ててくれました。自分でやるのだったら苦戦しそうでした。作業員の方も天板が傾くこの新型は初めての作業とのことでした。昇降式の机は一番低い状態で天板位置が65cm、一番高くて125cmにもなります。部屋で上にさせると、通常の家ではかなり存在感があるかも知れません。

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そしてそして、この机に、OLEDの55インチ4Kテレビを乗せてみたのです。昨年末から、リモートデスクトップをブラウザーだけで簡単に利用できる、うちのNinjaConnect Teleworkというサービスと組み合わると、4Kディスプレイが活用できることに注目していました。ブラウザーのフル画面表示で、まるで手元に自分のPCを持ってきたように使えるのです。自分のPC環境は会社で用意してもらったVDIです。自分が設定した7つのWindows Virtual Desktopを設定して使っています。[Ctrl]+[Windowsキー]+[左右カーソル]でそれぞれの業務に適したDesktopを行き来できるので効率的です。

4Kモニターと組み合わせるCPUも大切です。今のところ、ChromeOS用のChromeboxとかChromebitとか、Windowsが動くStickPCだとか、FireTVやAndroidTVのブラウザーなどいろいろと試しましたが、結果的には15000円程度のミニPCが最良だという結論に達しています。このPCを4Kモニターの裏において、HDMIで接続して使っているのです。会社のVDI環境につなぐためにはChromeやEdgeなどのブラウザーを使えば十分だからです。4Kテレビでフルに表示すると文字が小さすぎになるので、文字設定は125%で拡大しています。これだと老眼にも優しいです(切実な問題です)。

さて、こうなるとキーボードとマウスなどの入力デバイスもとても重要な要素を占めてきます。4Kディスプレイとつなぐ際には少し距離を置きたいので、Bluetoothキーボードにこだわりました。10ほどの機種を購入、実際に試してみました。Bluetooth入力デバイスは、機種間でかなりレイテンシーや正確性などに違いがあることも分かりました。結果的には、ELECOMのSlim Pantographキーボード、同時にELECOMのEX-Gというマウスで落ち着きました。その後、MicrosoftのDesigner Compact Keyboardとマウスも購入、これもかなり優秀なデバイスであることが分かり、両者を愛用しています。それで、12万円強で購入したLGのOLED55インチ4KテレビとNinjaConnectで仕事をしていたのです。

ちなみに、ZoomやSkypeやTeamsなどのオンライン会議系はすべてiPadに逃がしています。やはりカメラや画面シェアなどの際に、iPadのなかで自己完結できるのはとても便利です。

そこにやってきた、オカムラの家具です。机の上に4Kテレビを置いてしまいました。机を発注してからは、この組み合わせをずっと頭の中で妄想していたのですね。超大型ディスプレイに上下昇降する机と寄り掛かり姿勢の椅子。机の天板の一部が傾けられます。そこにキーボードをチョコンと起きます。なんとも迫力があります。超大型のノートPCにも見えたり、背を高くすると、宇宙戦争の映画に出てくる悪い宇宙人のようにも見えます(笑)。

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机の幅いっぱいに広がるOLEDの4Kテレビ、横にはみ出しています。税込み12万円強。ディスプレイにはファンレスのミニPC、税込み15000円強。Bluetoothキーボードとマウス、これはMicrosoftのものが高いですけど優秀。税込み14000円強でした。高価なオフィスの机とチェアと合わせても合計で40万円強でこの環境ができました。会社支給のノートPCが、設定料込みで40~50万円だというのはザラです。同じくらいの金額でここまでできるのです。ものは考えようだと思いました。

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今週はこれらの環境でテレワーク作業。なんとも快適なのです。やはり椅子が快適なのと、安定した大きな机、さらに大きなディスプレイは大切です。夜には、テレビをぐんと上にあげて、ちょっと遠目からテレビ鑑賞に使えます。もちろん、大好きな焚火動画も大迫力で部屋全体を包み込みます。いや、もう火事という感じでしょうか(笑)。年明けから理想の在宅環境を求めてOLEDの55インチ4Kテレビを業務に使うことを試してきました。今回、この机と椅子と相まって、ついに完成した感じがしました。いろいろと試してみることって本当に重要だと改めて確信しました。こうやって環境は進化していきますね。

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ちなみに、私の山荘でのワーケーション環境では、DELLの32インチ4Kディスプレイ、税込み10万円強、を持ち込んで、膝にビーズ型のクッションテーブルを置いて、ソファーの上からELECOMのBluetoothキーボードとマウスでVDIを操作しています。ノートPCとかを持ちあるくことなく、どこでも同様な快適さの仕事環境が再現できてしまうのです。これはスゴイことです。

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