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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「やさしい日本語」でプレゼンテーションしてみた

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先週の上海で書いていたエッセイです。

===ほぼ毎朝エッセー===

上海での顧客訪問では、CACHATTOのPC機能を中心にお話をしてみました。訪問したのは、代理店と既存のお客様でした。それなので、スマホを鍵にして、自宅や遠隔地のPCを自分の作業空間として使えることを中心に謳いました。ここまで統合的に使えると、コンセプトがとてもすんなりと受け入られます。

従来同じことを少人数で実現しようとすると、VDIという技術を使うので、かなり高額なものになてしまうのです。これが簡単に安く実現できるということが追い風のようです。各社ですぐにでも試してみようという機運が高まってきたのです。

お客様は日系企業、代理店も日系企業。よって、営業担当の人たちも、必然的に日本語の達者な中国人ということになります。こちらの営業担当も中国人です。つまり、中国語がダメなのは自分だけという環境です。もちろん、挨拶や片言の中国語を話してみて笑顔をもらうことはできます。それでも、自分の中国語はビジネスに話すには程遠い状態です。

そこで、自分がプレゼンテーションをする際には、日本語の資料を使って、日本語で実施するというスタイルになりました。お客様も代理店も同行している営業も、自分以外は全員中国人なのに自分は日本語という環境でした。

そこで意識したのが「やさしい日本語」でした。

そう。外国人でも分かりやすい日本語で、しっかりとした文章を短く、小まめに切って、相手の理解を確認しながら話してみたのです。同時に、ユーザー会用に社内で作成してあった、各種動画が入ったプレゼンテーションを用いて説明してみました。動画の理解は高いです。

結果的には、代理店の担当者たちからも「いい製品ですねぇ!」と、興奮気味に、「いままでで一番いいプレゼンテーションでした!」とまでおほめいただきました。「やはり製品がいい感じに進化したのが良かったのだな」と内心思っていました。

ふと翌日、「あ、もしかして、プレゼンテーションを『やさしい日本語』で実施したのが好評だったのかも」と思いつきました。そうかも知れません。自分が急いで難しい単語を使いながら話すよりも、相手の理解を一つ一つ確認しながら、なるべく簡単な言葉で話す「やさしい日本語」は、プレゼンテーション能力を向上させる手段なのかも知れないのです。

社内で日本語が母国語で無い人と話すときに意識する「やさしい日本語」は、外国人と使うときにだけではなく、対外的なプレゼンテーション能力を高める手段でもあるかもしれません。

いずれにせよ、とても有益な顧客訪問ができました。中国市場に合ったものができてきたかも知れないですね!

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これを読んだある先輩からコメントをいただきました:
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 日本語を学んでくれた外国人に対する「易しい日本語」の大切さ! 凄く同感です。私も体験しています。「易しい日本語」(外国人にも分かり易い日本語)は日本語を学んでくれた人への敬意であり、優しさです。

 私が仕事でアメリカに行った頃、私にも分かる様な英語を話してくれる人は本当に有難かった。そうでない人もいましたが、人間性が現れている様に思いました。決めつけてはいけませんが、学歴が高い人、優しい人の英語は良く分かりました。そうでない人、(学歴が高くても)攻撃的・挑戦的な人の英語には苦労しました。

 そうです、良く分かる英語は喋り手の努力なのです。

 私も日本語を学んだ韓国人の友人がいます。彼は日本にいる時、極力日本語を使います。その時私が日本人同士で普通に話すと彼には分からなくなるのが分かります。英語で話す方がずっと簡単なのですが、私が英語で話すと彼の顔には大きな落胆が浮かびます。私が彼の日本語に対してダメ出しをした事になりますからね。

 正直、易しい日本語を続けると疲れます。外国語で喋るぐらい。でも、やる気さえあれば誰にでもすぐ出来ます。(考え過ぎると日本語が喋れなくなりますからご注意)でも、易しい日本語は①コミュニケーションを確実にし、②日本語を学んだ人達をエンカレッジします。

 是非場面を見て、あるいは普段でも活用しましょう。

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