未知のことにワクワクしない人もいる?
今年の冬は寒いですね。高度1200mの山荘では、晴れ空の日々なのに、最低気温がマイナス14.9℃まで下がりました。日本の東海岸地方在住だと、天気予報で雪マークを見るとワクワクします。そのことについて、社内SNSでやり取りがありました。
いくつになっても雪でワクワクするのはなぜなのでしょう。台風や嵐の接近もワクワクします。脳科学者の茂木健一郎さん曰く、人間は未知のことにワクワクするタイプと未知のことに不安になるタイプの2種類に分かれるそうです。つまり、ワクワクは本能的な感情?
「未知のことにワクワクするって、まさに自分のことだな!」と、ここまで思ったときに、「ん。ちょっと待てよ」との心の声がしました。いつの間にか変化を好む人とそうでない人に分けようとしてしまっています。そして自分を、変化を好む人にカテゴライズして、正当化しようとしています。
もちろん、傾向として変化を好む人とそうでない人というのはいますが、一人の人の中に、変化を好む部分とそうでない部分が同居しているのも事実です。変化を好むタイプだと自負している自分の中にも、保守的な部分があります。
例えば、自分はファッションとかにはあまり興味が無いみたいです。するとその部分について、いつの間にか保守的になっているようです。他方、新しい仕事方法とかデバイスには興味があります。するとその部分について、いつの間にかかなり冒険をするようになっています。興味があるからこそ、冒険しても距離感が分かっているからなのです。
つまり、興味が少ない分野では、変化を好まない保守的な動きになり、興味がある分野では、未知な部分にもワクワクして踏み込むようになるのです。言い換えれば、マジョリティが変化を好まなく見えのは当たり前のことなのです。
自分が関心を持っていることに、必ずしも他の人たちは関心を持っていないです。すると、自分がある分野にこんなにワクワクして活動しているのに、他の人はなんて保守的なんだと、ガッカリしてしまうわけですね。
テレワークを実践して分かっている自分たちにとって、テレワークへの抵抗が根強く感じられてカッガリするというのは、この現象なのです。新しい仕事方法とかデバイスに興味があるからこそゆえ、自分たちは冒険できている。でもそこにあまり興味のない人たちは、冒険せず保守的な動きをするわけです。
ならばやることは明確です。
興味を持っている分野で未知のことにワクワクしながらどんどん冒険する。色々試してみればいいのです。そして分かったことを、自分たちの社会貢献として社会に還元していくのです。
興味を持つということがワクワクの原動力だということが分かります。仕事って一見面白くなさそうに見えることがありますが、どの仕事も奥深いです。そこに興味というスパイスを振りかければ、ワクワクというおまけがついてきます。