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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「事前想定力」と「情報シェア力」は後天的に得られる能力

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おはようございます。

今朝は4時台がー0.5℃。氷点下でした。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□プロジェクトの進め方

12月7日の家族会の反省会を先週金曜日に行いました。家族会自体は成功し、参加者に喜んでいただけたようでよかったです。運営委員会の多大な努力にも大感謝です。今回の運営的チャレンジは若手7名から成る運営委員会を組み、家族会の企画から実行を全てやってもらったことでした。

例年はAMG (総務・経営企画G) が一手に引き受けてくれていたわけです。ところがそれでは、「家族に会社を自慢をする」というテーマであってもAMG以外の人たちがお客様になってしまいます。そこに懸念があったり、日々の通常業務ではなく非日常性のあるイベントのプロジェクト、そこでの考察と体験と気づきの場になると思い、多少のリスクはありましたが任せてみたのです。

案の定、気づきがありました。

うちは若手が多い会社です。エネルギーレベルが高く、明るく、いいことずくめかと思いきや、目の前の仕事に手いっぱいで、仕事の進め方そのものについて、今一つ深耕が足りていないこともわかりました。

準備段階では:
・議論をしてタスクを切り分けるその方法
・滞りなく全体が進んでいることが見えるようにする工夫
・頑張りで切り抜けるのではなく、合理的な全体での分業の工夫

実行段階では:
・当日の進行詳細を事前に想定しておく
・連絡の体制を整えておく
・想定外のことが発生したときのリカバー要員の用意

様々なことが見えたわけです。ポイントは「事前想定力」と「情報シェア力」。この2点が不足していたことでしょう。十分にリーダーに連絡していたか、相談していたか。リーダーは全体状況を見えるようにしていたか。相手の立場になって物事を多面的に考えて議論できたか。

ここでも分かりますが、リーダーというのは、威張って指示をする人というのではなく、全体に目を配らせて、情報をシェアし、物事が滞り無く進むための役割を負った人、ということです。

プロジェクト進行には、様々なノウハウもあります。例年開催しているユーザー会だとかEXPOだとかで、事前にあれだけの詳細な進行マニュアルを準備している理由がわかるのではないでしょうか。

初めてのことなので、今回はこれでいいとして、大切なのは、この気づきを応用して、自分の普段の仕事に組み込むことです。

日々の日報にしろ、月次の月次報告会やTMC(10分間個人面談)にしろ、「事前想定力」と「情報シェア力」、この2点への感性を高くして、仕事をする日々のトレーニングが必要だということですね!

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