オルタナティブ・ブログ > 坂本史郎の【朝メール】より >

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

後輩を育てるのはボランティアなのか?

»

おはようございます。

今朝も青空高いです。明日から暑さが一段落すると天気予報で!


===ほぼ毎朝エッセー===

作業効率とか、営業成績とか。数字を追いかける仕事があります。一方、チームワークとか、後輩を指導するとか。数字には表れづらい仕事もあります。

この両者、ともに大切なことなのですが、一方に偏り過ぎると変な思想に凝り固まります。前者は、数字と関係無いことを余計なこととらえたり、後者は、数字を軽視して感情私情を重視し動きをしたり。

ビジネスは科学ですが、複雑な人間関係が絡み合うところに、難しさがあります。単純な数値化がしづらい要素も多分にあります。

他の人の仕事を手伝ったつもりが、いつのまにか自分の仕事をやりやすくすることになっている。後輩を指導したつもりが、いつのまにか自分の勉強になっていて自分の理解が進んでいる。あるいは、その後輩が大きな活躍をして自分たち全体を助ける場も出てくることもある。

つまり、時間の要素を短期的に捉えてはいけないと思うのです。3年スパンでものごとを考える。3年後の自分が、今の自分の行動を肯定するかどうか。すると簡単です。後輩を育てるのは自分のためになるのです。

これは、特に親になるとよく分かります。自分のところに生まれた子供を、デキが悪いからと放り投げるのではない。3年、10年、50年というスパンで、その子供が本当にいい生活ができるような、そういう気持ちでいる。それが、結果的には親の人生そのものを豊かにするのではないでしょうか。

長期的に物事を考えるのはとても大切なことだと信じています。全く期待していないところで自分を豊かにしてくれます。

Comment(0)