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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「いいも悪いも両方出さなければウソだ」は本当か?

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おはようございます。

今朝の空はすっきり、雲も高くいいお天気です。早朝5時、気温は27度過ぎと高めですが空には秋の気配。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□自分のいい側を見せる、人のいい側を見る

「いいも悪いも両方出さなければウソだ」

たまにこう言い張る人に遭遇します。
そういうときに、一瞬考えてしまうのですね。

「確かに。取りつくろうだけでいいのだろうか」と。

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人は様々な面を持ち合わせています。嫌な側も持っているしいい側も持っている。そこで思うのです。

正直なのはいいことですが、言わなくてもいいこと、表現しなくてもいいことまでを出すのはいかがと。

例えば、世の中には臭い場所があります。そこに好んで行ってそこの匂いで苦しむのか、それともさりげなくそこを避けるのか。

つまり、多面的な要素を持ち合わせた人の、その悪い側を見せたり見たり、そこには「する必要がない」なのだと考えることもできます。

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面白いもので、下卑たところを見せ合うような場にはやはり下卑た空気が忍び込んできて、結果的には下卑た集団になってしまうのです。

逆に、あるい程度取りつくろいがあるにせよ、上品なところを見せ合うような場には、やはり上品な空気が忍び込んできて、結果的には上品な集団になるようです。


同じ時間を過ごすのであれば、下卑たところよりも上品なところで過ごすのが気持ちいいですよね。

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最初は取りつくろった自分でもいいと思います。

自分のいい側を見せて、人にもいい側を見る、それらを続けることからスタートすべきだと思うわけです。

泣きごとを言う。弱みを見せる、ダメなところを出す。

こういったことは楽にはなるけど自分と場を蝕んでいってしまう。一方、ちょっとした背伸びを続けることで、背伸びをした自分と場とが自然と現れてくる。

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ここで、ポイントは背伸びし過ぎないこと。

大きすぎる背伸びは長続きしないし見苦しいです。ちょっとした、よりよい自分への軽い背伸び。これがいいのでしょうね。

つまり、長続きができる軽い背伸び。

少し姿勢を高く保った感じでしょうか。その姿をお互いに見せ合う。そういう場は想像しただけでも居心地がいいと思いませんか?

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