「不都合なこと」をまだ「不都合なうち」に、本当に「悪いニュース」になる前に組織として意識する方法
おはようございます。
すっきり晴れ空。冷え込んだ朝です。
手袋もマフラーも重宝しています。
===ほぼ毎朝エッセー===
社内で全社員がやり取りしているDaily Report (DR:日報)では、[Good News/Specital Thanks]という項目に、今日あったいいニュースと感謝を記載してもらっています。皆さん、身近なことや仕事上のことでの事柄を記載してくれています。
「ここに書くことを考えるのに一番苦労する」と聞くことも多いです。苦労するということは、普段それが出来ていないかの裏返しで、逆にいいトレーニングであるわけです。
物事をポジティブにとらえて表現する習慣。周囲に感謝する習慣。これらは習慣です。だからデイリーに形としてやる。残念ながら未だにうまく出来ていないケースもちらほら見受けられています。それだけ難しいことなのでしょう。
さて、【朝メール】にもよく書いていることですが、「いいニュース」と「悪いニュース」には明確な線がありません。
当然のことですが、進もうとする方向に加担してくれる事実はありがたいものですし、逆風のような不都合な事実もあります。それぞれはやってくる事実であり、それを「いい」と捉えるのか、「悪い」と捉えるのかは本人、または組織の選択肢です。
とかくやりがちなのが、「周りのせい」で「悪いこと」が起きたと決めつけて嘆いたり苦悩したりしていること。これは全く何も産まず、時間が空転し、さらに、きっと体の中ではダメージ物質が生成されて体を徐々に蝕んでいくのだと思います。組織で言えば、不健全な考え方が人から人に伝播するというような現象でしょうか。
仕事をやっていれば必ず「不都合なこと」は出てきます。これを「悪い」と決めつけることには反対なのですが、隠すのはさらに良くないことですゆえに、【朝メール】では不都合なことが目の前にきていても、それを「悪いこと」と決めつけずに「その他特記事項」という項目にして共有しています。
そこで今朝は社内のDRの様式に変更をお願いしました。一つの項目に「共有しておくべき課題」という欄を設けるのです。英語だと[Issues to be shared]でしょうか。それを[Good News/Special Thanks]の前に記載してもらいまです。
これによって、「不都合なこと」をまだ「不都合なうち」に、本当に「悪いニュース」になる前に組織として意識できます。
やってみましょう!
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