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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

意外や意外、BYODでリモートアクセスの運用が楽になった事例たち

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おはようございます。

今朝は朝カフェ次世代研究会の日でした。
気持ちのいい木の家についてのお話をしていただきました。
「そういうところに住みたいな」というイメージがわきました。

===ほぼ毎朝エッセー===

ここのところ、BYOD (Bring Your Own Device:個人端末の業務利用)の例が増えてきているのですが、意外な現象が目立ってきています。

それは、「BYODにすると管理工数が少なくて済む」というものなのです。

ますは、昨日公開させてもらった株式会社良品計画様での例を挙げてみましょう。

「私物端末への展開は、良い意味で驚きの結果となりました。アプリのインストール、設定をセルフで実施してもらうためにA4 1枚のマニュアルを配布しました。サービス開始を告知したその日から使われ始め、翌日には対象者全員が使い始めていました。その間、問い合わせが一件もなかったことに正直、驚きました。使い慣れた自分の端末だからこその結果だと思います」

次に株式会社セゾン情報システムズ様での例を挙げてみましょう。

「BYODにして正解でした。全社員対象のスマートフォン向けモバイルサービスとして募集を開始し、2か月間で170名もの申請がありました。端末の機種やメーカーは特に制限を加えず、端末への専用アプリ※3のインストールから設定もセルフでお願いしました。それにも関わらず、ほとんど問い合わせもなく順調に展開できたのには驚きました。私物のスマートフォンだけに、ユーザーが端末操作や設定に慣れており、問い合わせすることもなかったのではと推察しています。会社からの貸与端末でしたら、このようにはいかなかったと思いますよ」

さらに、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様の例も挙げてみましょう。

「利用者は、役職、職種を問わず、主に外出が多い従業員からの申し込みがほとんどです。利用開始後の問い合わせも、最初のワンタイムパスワードの操作方法の問い合わせくらいで、順調に使われているようです」

その理由を考えてみましょう。

まず、会社貸与の端末であれば、その管理をする必要があります。
ちょっと考えただけでも、電話代の管理、故障の受付、機種の更新、紛失の処理などなど。
端末自体を持つことについての悩ましい問題が続出します。

さらには、システムをいれた場合、使い方の説明などを社内にして回る必要もあります。
今まで使ったことが無い人にiPhoneを使わせるのは至難の業ですよね。

ところが、個人の端末を使うのであれば、その使い方には個人が精通しています。
A4紙1ページの簡易マニュアルでノーサポートでユーザーが増えるというのはあり得ます。

他にも、会社貸与の端末はどうしてのぞんざいに扱われてしまうという問題もあります。
個人の端末であれば寝床にまで持っていくけど、会社端末はカバンの中という使われ方。
紛失するトラブルもだいぶ減るし、紛失したときも気がつくまでが早いです。

これについては、伊藤忠商事様での例を挙げさせてもらいます。

「逆に、社員に対して会社側で、一律スマートフォンやタブレットPCを支給するという選択肢を採らなかった理由は、会社が決めた端末を配布した場合、個人の好みとの違いなどからほとんど利用しない人が出てくる可能性が高いからです。しかし、自分で購入し、いつも使っている個人の私物端末であれば、そういった心配はありません」

これらの例は、どれも実際にご意見をお聞きして初めて分かったことでした。

単なるコストダウンということではなく、実際に使われるシステムとしてBYODが市民権を得ています。

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※20130417 10:20 変更しました。「お声を聞いて」→「ご意見をお聞きして」

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