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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ロボット掃除機対決スタート、東芝製 vs ご本家iRobot製

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おはようございます。

雪の一日から一転、今日は穏やかな空気です。
気のせいか空気中の不穏物が気になります。

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日本の家電メーカーの意図が入った東芝製のルンバならぬスマーボです。
ご本家ルンバとの性能差がどうなのか、大いに期待が高まりますね。

そこで3月は、一ヶ月間、ルンバ780とスマーボVC-RB100の二台のお掃除ロボットで、執務室をお掃除してもらいましょう。ガチンコ比較です。

その初日。スタート前の両者の様子です。両者から緊張感が伝わりますねぇ。

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(なぜだかお掃除ロボットは擬人化してしまいます ^^;)

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いざスタート!

スマーボはスイッチを押してからごちゃごちゃと話しています。
ルンバは垂直スタートです。

順調にお互いを意識しながら動いている様子はこのYoutube画面でどうぞ。

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東芝製ルンバならぬスマーボは静かです。
Turboモードで運転しているのですが、それでも静かです。
新型ルンバは旧型よりもかなり静かになりましたが、それでも静かです。

「順調順調。」

にんまりと眺めているのですが、途中でいくつか問題点が出てきました。

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■スマーボの動きは杓子定規
見ているとルンバの斜めの動きよりも直角の動きです。また、大きい物体の前ではカメラによる寸止めが効くのですが、机の脚などには平気でぶつかっていきます。そして、どうも、お掃除をするゾーンが限られているのです。ルンバが手広くあちらこちらに行くのと比べると手近なところだけにとどまる傾向にあります。アメリカと日本の家や部屋の広さの違いからでしょうか。

■自動モードではなく念入りモードにする必要がある
「あれ?スマーボがいつの間にか静かにヌルヌル動いている。」
ルンバが手広くあちらこちらに行くのに対して、比較的狭い場所をお掃除するスマーボ。ゴミが無くなってしまうのか、すぐに吸うのをやめて、ドッキングステーションを探し始める傾向があります。15分と持たずに、排気音が無い状態でヌルヌル動いています。対策として「念入り」モードに変更してお掃除をしてもらうのがいいようです。

■取っ手がないのはつらい
場所を移動するときに不便なのが、ルンバのような取っ手が無いことです。掃除機はそれなりにホコリまみれです。取っ手がなく、両手で直接抱えなければならないのはかなり不便です。

■電池のもちが悪い?
そして驚いたのが、ルンバは90分はお掃除してくれるのですが、スマーボは60分持たずにお亡くなりになっていました。やはり、オフィスの広さを想定していないのでしょうか。

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むむむ、どうもご本家に対して不利なスタートとなった東芝のスマーボ君。
はてさて、どうなることやら。

一ヶ月の長期比較テストはこうしてスタートしたのであった。


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