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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Windows Phone 7.5(IS12T)としばしヌルヌル、ようやく見えてきました

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マイクロソフトが遅ればせながら投入してきたスマートフォン、Windows Phone 7.5、auから出たIS12T。8/25の発売日に会社で古い機種から変更し、この週末に端末をいじってみています。メニューがサクサクヌルヌル切り替わるのはビックリするくらい心地いいです。

3年前のiPhone発売時にはすんなり使い始められたと思います。あまり迷いはありませんでした。Androidも比較的スムーズに使い始めたと思います。ところが、このWP7.5はだいぶ流儀が違うようです。

画面デザインが行き過ぎているのか、妙に縦書きと横書きが混在したりしています。視点が定まらない印象を受けます。また、初期画面の日付が漢字の縦書きだったり、メール詳細もFromアドレスが縦書きになってしまうなど、違和感が大きいです。そして、それらを変更する方法がいまのところ見つかっていません。

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■最初の登録について

使い始めようとすると、まず、最初に求められるのがマイクロソフトのアカウントです。

Windows LiveなりHotmailなり。それを入れると各種サービスが使えるようになります。また、アプリをダウンロードするとき、プレイヤーIDなるものが自動生成されて渡されるのですが、その登録時に間違って20歳以下の誕生日を入れると、制限事項に引っかかってほとんどのアプリがダウンロードできなくなります。ご注意を。

メジャーどころのアプリがまだ揃っていない、あるいは日本語対応ができていません。デフォルトで入っている「マップ」が、日本国内も英語表記だったり、とても精度が荒いあたりは、本当に「まだまだこれから」という感じです。

SNSへの登録をどうするかも結構迷いました。

FacebookやTwitterのアカウントは「設定」/「メール&アカウント」で設定するのですね。これがなかなか見つかりませんでした。さまざまなアカウントが混在している中、それぞれのサービスへの登録を電話自体がやってしまうのは、慣れてくれば便利になるのかもしれません。

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■ハードウェアについて

まずは、ボタン類について。真ん中にWindowsのアイコンがあって、これがiPhoneやAndroidでいうところのホームボタンになっています。充電するときにはこのボタンが赤く光ります。

「←」アイコンはAndroidでいうところの戻る。そして「虫眼鏡」ボタン、サーチがありあります。これが無条件にbingへと誘導するあたり、ちょっとつらいですね。

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次に、画面もボディもすぐに指紋で真っ白になるのは困りものです。Galaxy SIIは本当に指紋が付きづらいです。何らかのコーティング技術があるはずです。

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■各種アイコンについて

アイコンの入れ替えなどは他のスマホと同じですね。長押しすると移動できたり削除できたりします。ホーム画面が二面しかないあたりは、アプリが増えるとスクロールで使えるのだろうかと心配にもなります。もっとも、あまり沢山あっても、使う機能はそれなりに10個程度に収斂してくるので、それでも不自由しないのかもしれません。

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それぞれのアイコンを見てみましょう。

◇KDDI
電話機能が使えます。3者通話もできるようになっています。SMSにも発信できます。ただ、KDDIの標準対応のはずのSkypeについては影も形もありません。Skypeはアプリすら出ていません。

◇People
連絡帳です。タップすると、Windows Live、Outlook、Google、Facebook、LinkedInなどの各種アカウントのIDとパスワードを入れる欄がでてきます。こちらで入れるよりも、設定からTwitterやFacebookのアカウント情報を入れる方がうまくいきます。設定できると、こちらにメッセージやコンタクト先が見えるようになります。連絡帳を各種アプリから自動生成するという意図でしょう。ただ、それぞれのサービスが混在してしまうと、それぞれに使い分けしたいような場合にかえって難しくしているように思えます。

◇Messaging
ショートメッセージ(SMS)ですね。

◇Hotmail
Hotmailのメーラーです。

◇Office
OneNoteというモバイル用簡易メモ機能と、Word・Excel・PowerPointが編集できる機能とがあります。それらの保存先を選べるようになっていて、この電話、SkyDrive (マイクロソフトが提供する大容量の無料クラウドサービス)、Office 365、そしてSharePointとあります。

◇NAVITIME for au
乗り換えの案内アプリですね。電話でやってくるマップがお粗末なのですが、NAVITIMEアプリの中にある「現在地」いわゆる地図が、それを補います。こちらは普通にいい地図です。

◇Internet Explorer
ウェブブラウザー。レンダリングが速いのが印象的です。ただ、iPhoneやAndroid端末のブラウザーのWebKitとは違う、IEのエンジンなので、いろいろなところで挙動が違います。iPhoneやAndroid端末用に最適化してしまったウェブUIはこちらでは壊れてしまうことも多いかもしれません。

◇XBOX LIVE
ゲーム。自分のアバターを作成して、アプリダウンロード時に作成されたプレイヤーIDはこちらに自動登録されています。

◇Calender
カレンダー。週表示、月表示。これがGoogleのカレンダーと連動するのだろうか?今のところそのような導線が見当たりません。

◇Pictures
写真なのですが、内蔵カメラでの写真はもちろんのこと、Facebookなどからも自動でフェッチングしてきます。それについてのコメントが見られるあたり、意外と楽しいかも知れません。

◇Music + Videos
zuneというwindowsphone.comのサービスと自動連動するのでしょうか。zuneを使っていないので何も現れません。ただ、衝撃なのが「ラジオ」でした。FMラジオチューナーが入っていて、ラジオが聴けます。ヘッドフォンコードをアンテナにするので、ヘッドフォン接続が必須です。radikoアプリが無いのでそれはそれでいいのですが、なんとなくちょっと逆行している仕様にも思えました。

◇Marketplace
ここがアプリをダウンロードする場所ですね。良心的だと思ったのが、有料版アプリもいきなり購入するのではなく、「試用」ができるところです。機能制限はされていますが、無料版と有料版とを両方提供する手間は省けますね。

◇MSNニュース for au
ニュースがジャンル分けされて読めます。スマートフォンサイズに写真と文字は最適化されています。

◇ぐるなび、GREE
auが用意したアプリとして上記二つもプリインストールされています。

◇Eメール
これは@ezweb.ne.jpのメールが使えるアプリですね。

◇プロフィール交換
自分のプロフィールを入れて、それをQRコードで交換できるというものです。

◇ME
自分のプロファイル画像を変更したり、チャットの状態を設定したり、SNSに一挙にメッセージを投稿できたりするためのところです。

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■その他気がついたことについて

フリック入力がスムーズにできるあたりは、初代モデルのiPhoneやAndroid端末たちよりもずっと成績がいいです。そして、フリックに驚きの機能がありました。なんと、濁点や反濁点、あるいは小文字が右斜め上や左斜め上にずらすことで一挙に書けます。ちょっと慣れを要しますが、これはとてもいいです。

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キーボードの配列といえば、バックスペースを押していると思っていて、→キーを押していることがたびたび発生します。やはりBSキーは右上にあってもらったほうがいいと思います。

そして、Android端末やiPhoneに戻ったら、「そうそう、こうでなきゃ」と、ほっとしたのも事実です。まだ体になじんでいません。メジャーどころのアプリがそろってきたら、それなりに使いやすくなるかもしれないです。自分としてはモバイルSuicaの動向も気になりますね。しばらく出そうにないですが。

以上、Windows Phone 7.5 IS12Tをしばし触ってみての感想でした。

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※20110828 00:06 タイトル変更しました 「IS12T(Windows Phone 7.5)としばしヌルヌル、ようやく見えてきました」 → 「Windows Phone 7.5(IS12T)としばしヌルヌル、ようやく見えてきました」

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