「もしや、今日、iPhone 4 は到着しないのだろうか」などエッセー4本
おはようございます。
雲が空を全面的に隠しているものの今朝のは少し高めです。ところどころ青空が透けて見え、湿度が少なく感じるあたり、今日は雨が降らなさそうです。折りたたみ傘を家に戻って置いてきました。今朝はiPhone 4についてのつれづれエッセー。
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■iPhone 4 を待ちわびる
「もしや、今日、iPhone 4 は到着しないのだろうか。」
先日、『iPhone 4の受領場所を自宅にしてしまったミス』を書いた時点では、当然のように「まぁ、24日に到着するんだろうな」と思っていました。
予約受付のメールは登録した直後にきていました。ところが、この数日で来ているはずの発送連絡のメールがやってきません。どうやら、会社で受け取るか、家で受け取るかというレベルの差ではありません。
そもそも、予約受付台数分が当日着で発送されない?一抹の不安が現実のものになりそうです。さて、いつ到着するのだろうか。
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■環境の変化を拒むのか流れに乗るのか
iPhone 4に先駆けて、iOS4へと変更したiPhone 3GSです。メールのインターフェースなども、良いのか悪いのか、なかなか大胆に変更されています。Safariも従来使えていたOfficeのビューワーが落ちたりすることがあります。ちょっと不安定かも知れません。
「こういうもの」
ごちゃごちゃ言う外野のノイズは気にせず、ぐいぐい強引に引っ張っていくあたり、ある意味潔(いさぎよ)さすら感じます。変化や不安定さに驚きはあるものの、使っていて「なるほどな」と納得させてしまうあたり、実に深く考えられています。
厳しいことを言う法人のお客様だったら、「インターフェースの変更などもってのほか」「仕様の変更はドキュメント化して持ってきなさい」、と厳しく突っ込むだけでなく、その変更すら1年がかりだったりします。立場上、どうしてもそのようなことを強要する必要があるのでしょう。ただ、その枝葉の詳細にこだわって、大きな流れを見失っているように感じます。さらに、その枝葉部分でのコストの膨大さに目を覆いたくなることがあります。
この現象に気がついたある大手証券系のお客様が言っていました。
「うちでは、あまりにも細かいことを言い過ぎていたんですね。
それで、本当の流れに乗れていないリスクを感じたのです。
結果的にはコストもすごいことになっている。
それなので考え方を変えました。
拙速でもいいので、最低限のツボを押さえながら、
御社の提案するような新しい使い方を積極的にトライしていく。
基幹系は保守的でもいいですが、情報系は大胆に推し進めますよ。」
そのお客様では、CACHATTOを使いながら、iPhone、Xperia、iPad、ノートパソコンなども、どんどんと組み合わせて、新しいマルチ端末での使い方を検討してくれています。
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■ラジ朗がバックグラウンドで聴けるようになった
昨年秋、TOKYO FMがテスト的に始めたiPhone上でのラジオ放送アプリ、その後、ラジ朗など、複数のラジオ放送局が聴けるアプリが、出たり引っ込められたりしました。ラジ朗がiOS4でマルチタスク対応、ついにiPhoneを使いながらバックグラウンドでラジオを聴けるようになったとの記事を読んで、早速試してみました。
ラジオアプリ出た当時、ラジオ放送がステレオのイヤホンで、きれいに安定的に聴けるあたりはとても新鮮でした。電波状態を気にしながらアンテナの角度を変えながら受信していた世界とは隔世の感でした。そのときほど、iPhoneのシングルタスクが悔やまれたことはありません。ラジオはバックグラウンドで聴くモノと相場が決まっているからです。
これは通勤の友としてずいぶん使えそう。
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■ソフトが変化することのすばらしさ
いちど作ったハード、それをソフトが進化しながらより適した複合体へと進化させていく。これはすばらしいことだと思います。従来、家電的な位置づけであった携帯はパッチ当てこそあれ、使い勝手まで変わってしまうなどというものはありませんでした。
頻繁にハードを作り直すよりも、大量に同一ハードを安価に作成し、それを動かすソフトを頻繁に進化させることの方が明らかに賢いです。地球環境からしても開発リソースからしてもこうすべきです。
数ヶ月前、F-04Bの専用プロジェクターを購入したあたりで確信を持ちました。良くできています。でも、これだけ創り込まれているプロジェクターがこの機種限りで使えなくなるであろうこと、この大いなる無駄に恐怖感すら覚えました。