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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ギスギスしていない職場にする簡単な方法

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★転職してきた女性に1週間経ったところで会社について聞いた感想が「ギスギスしていない職場」でした。その理由について考察してみたエッセーです。

【朝メール】20080128より__

==ほぼ毎朝エッセー===

□□ギスギスしない職場

「どう?1週間いてもらったけどe-Janってどんなところですか?」

先週頭から参加してくれた人に興味本位で聞いてみました。他の職場での経験がある人です。

「不思議なんですが、ここはギスギスしていないんですよね。ギスギスしていないけど、何故だか一人一人が存在感を持っていて、コアになって、頼られながら仕事ができているんです。」

それを聞いて嬉しく思ったとともに、その理由をぼんやりと考えてはじめました。先週末には、とてもよく寝ることができ、その間にちょっと思いついたことがあったので書いてみます。

キーワードは「愛情」なのではないかと感じています。色恋沙汰の愛情というものではなく、思いやりとか母性とか、いわゆる博愛の精神としての愛情です。そしてその愛情の元になる「感謝」という精神状態がコツとしてあるのではないかという理屈に、なんだかいい発見をしてしまったような気がしたので文章にしてみることにしました。

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様々な人を見ていると、愛情には何らかの単位があって、個人には、その入りと出で収支があるのだと考えるようになりました。充分に愛情を受けた人には、充分なストックができていて、他人に愛情を注ぐことができます。愛情が足りていないと考える人には、ストックが足りない愛情飢餓状態がおき、周りの愛情をどんどん吸い込んでいくものの、収支がマイナスなので他人に注ぐようなことができません。

そしてどうやら、愛情に関して敏感な人と鈍感な人がいるようです。あるいは同じ人でも、敏感な状態にあるときと、鈍感な状態にあるときとがあるようです。敏感な人や状態のときには、小単位のインプットでも、すぐに感じてストックして、外に出せるようになるのです。一方、鈍感な人や状態のときには、大量に愛情を注がれているのに、一向にそれを感じることがなく、飢餓状態に陥ってしまっていくのです。

例えば世の中が愛情に敏感な人たちで構成されていれば、愛情総量の目減りは少ないはずです。人に愛情が出入りするときのヒステリシスロス※が少ないからです。ところが鈍感な人が入ってくると、愛情は別なエネルギーに変質して総量が減っていってしまいます。そんな状態であれば、社会は愛情不足のギスギスした状態に変質してしまいます。(※ヒステリシスロス: 行ったり来たりするときに発生するエネルギーロス)

鈍感になる原因は、例えば自分のおかれた環境が納得できない、あるいは、パフォーマンスが評価されない、または会社経営がうまく行かないなど、物事が思い通りに行かないと感じて、あえて周りを見たくなくなることで感度を落とすことにあるでしょう。思い通りに行かないことが鈍感になり、外から注がれる愛情を減少させてしまうのです。

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では、世の中の愛情総量はヒステリシスロスから、徐々に減っていってしまうのでしょうか?どうやらそうではないようです。良かったですね。愛情は、どうやらどこかから際限なく湧いてきているようです。

2006年、真空状態から素粒子が発生するという実験が世間を驚かせました。無から有が生まれることが科学的に証明されたのです。愛情にもそのような性質があるようです。もちろん、無から有が発生するということにはその効率の高低があります。愛情の場合、その発生効率を高める精神状態が「感謝」なのではないでしょうか。

「感謝」は不思議なものです。どんな状態にあっても、必ずどこかに感謝できる要素を持っています。頭痛がしたとしても、それは体の異変を気付かせるための信号と感謝できるものだろうし、ひどい裏切りと思えることにあったとしても、それは、そういう人が周りから離れていくというより良い状態への推進パワーだと感謝することができます。まさに、無から有、いや、マイナスからプラスのものを生み出す力です。それも気持ちの持ち方だけで生み出すことができる便利なもののようです。

そして「感謝」のもうひとつの効果として、愛情に対する敏感性を高めることがあります。感謝を通じてインプットされている愛情に気付く効率が高まるのです。敏感人が増えると、全体としてのヒステリシスロスは少なくなり、愛情の保存効率が高まります。だから「感謝」のあるところには愛情が効率よく発生して、さらにはあまり減らず、結果として満ちていくのです。

昨年よりも今年、今年よりも来年、必ずよくなっていく。そういった安定感がある職場、自分もそれにしたがって成長することができる職場、さらには人に愛情をもって接することができる職場。それがギスギスしないでいるのは、「感謝」が大元にあるのではないでしょうか。細かいことかも知れませんが、そういった気持ちを個人個人で持っていて、それが全体の合意事項として存在しているからなのだろうと考えます。

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こんなことを、週末、睡眠収支がプラスになったあたりにこのことを思いついたのです。お金も愛情も睡眠も、満ち足りた状態で生きたいですね!

■感謝系 最近の記事はこちらもご参照ください

永井さんの 感謝の気持ちは引き算で 3つの心がけ

竹内さんの 苦境を乗り越える「感謝力」の磨き方

★睡眠といえば、一昨日の見事なREMとノンREM睡眠のグラフです。われながら見事なカーブが描けたと感心してしまいました。記念に貼り付けておきます!グラフの詳細はこちら

Sleepcycle20100208

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