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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

Pocket Wifi 使用レポート(2)

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昨日の報告に続く第2弾、動く電車の中からのUQ WiMAXとPocket Wifiの直接比較になってしまいました。

【朝メール】20091125より__

===ほぼ毎朝エッセーより===

□□通信環境がもたらす変化(2)

Pocket Wifiを外に持ち出しています。十分に充電してあるので問題はないと思いますが、電池の持ちがやはり心配ごとではあります。4時間というと、手持ちのLet's Note CF-S8の持ち時間より短いことになります。また、Wi-Fiでつなぐときには、明示的にPocket Wifiに「使います」と、Wifi起動ボタンを押してからでないと、パソコン側からはつながりません。

現在自分が持っているLet's NoteはUQ WiMAX対応もしているので、無線接続がダブルでできる環境になりました。内蔵されているUQ WiMAXはパソコンを立ち上げればそのままオンになっているようにもできるため、よりズボラな使い方ができます。実際にこのように二重に通信環境を整える使い方をすることは少ないでしょうが、今まで最適な通信を追い求めてきた(文末※)自分としては、これくらいの実験をして進化を納得しておかなければ気がすみません。

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今回は、横須賀線での通信実験をしてみます。UQ WiMAXではどうしても、西大井あたりで、ブッツリと通信が途絶えて、リモートデスクトップが中断される事態に見舞われます。今回のPocket Wifiに期待していることは、速度はそこそこにでも、この接続性がどれくらい改善できるかということです。

昨晩は花園神社に酉の市のお参りに行った帰りなので、ピュアな横須賀線ではなく、新宿発逗子行の湘南新宿ラインにての検証になりました。あしからず。

Photo_3

★花園神社「酉の市」のチョウチンは圧巻ですね。毎年思います。iPhone + AutoStitch 作品です。実際のところ、直角に配列されているのですが、遠近感の関係上、つないだパノラマ写真はこのように遠近感が強調されて見えます。

■千代田区 半蔵門近くの会社内
・Pocket Wifi 1.0~1.5 (かなり奥の会議室でまでつながります)
・UQ WiMAX    ×~2.3  (窓際しかつながりません)

■新宿駅界隈 (電車で動いている中です)
・Pocket Wifi 0.5~1.3
・UQ WiMAX    1.7~5.4

■西大井駅界隈 (電車で動いている中です)
・Pocket Wifi 0.1~1.7Mbps (こちらもたまに不調、西大井には魔物が棲む?)
・UQ WiMAX    ×(なぜだかつながりません)

■新川崎駅界隈 (電車で動いている中です)
・Pocket Wifi 0.5~2.7Mbps
・UQ WiMAX    1.1~5.8Mbps (たまに切れます)

■横浜駅界隈 (電車で動いている中です)
・Pocket Wifi 0.3~0.8Mbps
・UQ WiMAX    4.2~4.8Mbps

■雨戸を閉めた自宅内 (横浜市保土ヶ谷区 静止状態)
・Pocket Wifi 1.0~1.6Mbps
・UQ WiMAX    0.9~1.5Mbps

総じてPocket Wifiの粘り腰が証明された形になりました。UQ WiMAXもかなりのハイピッチで回線品質を充実させていますが、さすがサービスインをしてからの「一日の長」があるイーモバイル、回線品質を手抜きせずに高めてきた成果が出ているようです。QU WiMAXは調子がいいと6Mbps程度出るのですが、明らかに突然死をします。周波数が高く指向性が高いためでしょう。雨戸を閉めた自宅1階でもちょっと入りづらいです。一方、Pocket Wifiは、それほど速くはないものの、なんとか使い続けられます。リモートデスクトップができるギリギリ下限(の下の方、)のスピードを保ってくれます。

結論としては、今のところ、Pocket Wifiはかなりの「買い」です。特に価格で、使わない月は安く済むという魅力的なプランがあることは強いです。リモートデスクトップ的な使い方をするのではなく、リモートデスクトップまで欲張らなくても、ウェブアクセスレベルのことであれば、これだけ粘り腰でいてくれるのはありがたいです。ある意味十分だとも言えます。弊社での標準無線アクセスツールにしたいと思います。これからubuntuのネットブックにドライバー無しでつなぐのも楽しみです。

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ついに、我々が一昨年来提唱してきた使い方が、法人でいよいよ本格化してきます。
・通常の情報チェックには、携帯やiPhoneなどを使う。
・紛失しても仕方がないと割り切れるネットブックを持ち出し端末とする。
・ネットブックにはブラウザや基本ソフトしか入っていない。情報を入れない。
・社内アクセスには CACHATTO SecureBrowserを使い端末にキャッシュを残さない。
・一緒に無線LANが使えるPocket Wifiのような端末を持ち出す。

これで外部から、機動的には携帯電話やiPhoneで、そしてちょっと落ち着いて報告書などを書くときにはネットブックで、というスタイルが完成します。ネットブックを活用すれば、社内情報の読み書きがそれなりのサイズのキーボードとディスプレイで使えるようになります。これで社内情報をクラウド的に、世界中どこからでも安全にアクセスさせるという環境が整うことになります。

ところで、せっかくなら福岡市のように地下鉄でもきっちりと3G網での無線通信ができる環境を整えられればいいですね。それを東京で先に実施したところが、実質的に通信インフラの勝者になるのではないでしょうか?最新のソフトバンク携帯やWindows Mobiileの各種端末、android端末もWi-Fi接続を推進していることですし。楽しみな世界になってきましたね。

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※自分の通信履歴を思い返すと、1986年に1200bpsモデム全盛期のころ、VT-100端末をアメリカに国際電話でつないでメールのためのデータ通信を始めてから、SONYワープロPRODUCEにモデムをつなげたり、東芝J-3100、Apple Macintosh SE20、Classic、180c、LCなど、すべてモデムと電話回線でつないできました。その後、1990年代後半は東芝Librettoやdynabookをグレーの公衆電話を見つけてはデータシンクロさせていたり、2000年からは携帯モバイル通信を事業とする会社を起すなど、モバイル端末からのネット接続をずっと追い求めてきた社会人生活でした。ちなみに、1200bpsって、1.2Kbps、0.0012Mbpsですからね…。電車の中から1000倍以上のスピードでアクセスできているわけです。

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