【残酷物語】迂回@有楽町駅(2)
★そして4ヶ月が経過しました。10月末工事完成予定だったはずが、残酷物語は全く改善されずにいます。それよりも、残酷の範囲が広がっています。そして、バッドニュースが、なんと完成は平成22年の10月末だったのです。
【朝メール】20091111より__
===ほぼ毎朝エッセー===
□□早朝の残酷物語
地下鉄有楽町駅のJRとの連絡口がエスカレーター/エレベーター工事をしているのを7月2日の朝メで報告しました。ウェブからの陳情にも関わらず、未だに始発~6時35分の間は迂回を強制させられています。
そしてかわいそうなのが、一日中迂回をお願いして叫んでいる「迂回お願い」おじさんたちです。常時3-4人配置されています。その中でも特に不憫なのが、「地下鉄有楽町線には横断歩道を渡ってA9番出入口のご利用をお願いしま~す」と、声を枯らしながら叫び続けている「横断歩道渡ってお願い」おじさんです。
★おじさんたちに誘導される迂回路
実は横断歩道を渡らずに手前右側にあるA8番出入口を利用すると、地下鉄の改札口まで40メートルほど節約できます。それなので、殆どの人たちはA8を利用します。ただし、その出入口は、東京交通会館のものなので、どうやら建前上はそちらをなるべく使わせないというようにするとの、メトロ側からの約束でもあるのでしょう。
その約束を形式上守るために犠牲になっているのがその「横断歩道渡ってお願い」おじさんです。声をからして叫び続けるものの、毎日人々はそれを聞こえないふりをして、手前右側の交通会館自動扉から階段を下りていきます。人は、自分の自分の存在価値が無いと感じることが何よりもつらいです。あれだけの人数に無視され続けることって、いくらお金がもらえることとはいえ、かなり気の毒です。
★人々が取った選択肢 (誘導される迂回路より40mは節約できます)
この手の、形式的な解決策が横行しているのを毎朝見るのは忍びないですね。現場の声が吸収されずに、物事が改善されずに放置されている仕組みというのは恐ろしいものだと思います。
ちなみに、当初10月末で工事終了と書かれていた当初計画は、よく見てみると平成22年の10月末となっています。「迂回お願い」おじさんたち、まだまだ長いこと雇用が確保されていていくということなのでしょうが、残酷物語は続きます。
★それにしても、声を枯らせてお願いをし続けるおじさんたちが毎朝気の毒で仕方ありません。