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"「新しい働き方」ができる人の時代"の感想

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元Yahoo!副社長のセス・ゴーディング氏の著書である"「新しい働き方」ができる人の時代"を読みました。そこでいつもの感想を。

過去と現在では働き手の条件は変わっています。著者は以下のように表現しています。

■過去働き手の条件
・指示に従う
・出勤時間に遅れない
・勤勉に働く

■新しい働き手の条件
・目立った存在になる
・利他心をもつ
・創造的になる
・判断したことに責任を持つ
・人やアイデアを結びつける

なぜ条件が変わってしまったのでしょうか。日本では終身雇用制が崩壊し始めていたり、大きな会社でもすぐに赤字に転落して、末端をくびにしたりします。雇用側が働き手を守ることをしなければ、当然働き手側も相応を対応が必要になります。時代に即した対応が必要になったことになります。

フォードの話でビル・フォード氏は、「社員が上からの指示でしか動かない」状態になっていることを問題視して、対策としてボーイング社にいたらアラン・ムラーリー氏をCEOに迎え、自分で考えるように社員を教育して危機から救ったそうです。

ただ、単に働いていては効率も悪いのでしょう。

ここでTwitterの生みの親であるエバン・ウィリアムズ氏の言葉が紹介されています。

「ポイントは、すごいことをやる、と言う事に尽きます。”外野”の声に耳を傾けてはだめですね。ユニークで型破りなことをやろうとするときに、一番大変なのがその部分かも知れないな。
(中略)
いくつかのことがうまくいきだした時点で、僕は『基本に返ろう。僕は何をしたいんだ。世の中にどんなものがあったらいいだろう』そう考えて、ツイッターを作りました」

著者は”必死に働いたかどうかではなく、どんな価値をうみだして、どれだけ人につたえられたか”の部分が重要でだと提案しています。このあたりはが、新しい働き方なのでしょう。

また、”社会で成功している人たちが成功を手にした理由は、たった一つです。彼らは失敗をマイナスにとらえていないのです。”とアメリカの起業系の本には必ず出てくるフレーズが出てきます。

これは社会構造(失敗した人に再度のチャレンジを与える)や、メンタリティの違いなどもあるのかも知れません。ローマ人の物語を読んでいると失敗しても再度チャレンジさせているところが良く見られます(ハンニバルが攻めてきているときなど)。

保守的なチームでは、失敗=負けみたいな図式から逃れらないため、失敗しなさそうな手段をとらせることが多くなります。当然、ローリスクの選択肢は、ローリターンになるため大成功もありえません。この再チャレンジを与えない構造こそ、大成功できない礎になっているように思えます。

このあたりはもっと日本は見習ったほうがいいのではないかと思えてなりません。積極的に失敗してみるのも良いと思うのです。怪我しないとわからないこともありますからね。

本書は非常に多岐にわたって新しい働き方に関する示唆している本です。もし、今仕事に悩みがあるならば手に取ることをお勧めします。

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