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"このビジネス書を読め! ビジネス書大賞2011"の感想

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今回は少し趣向を変えた書評です。2010年から行われているビジネス書大賞の2011年の発表の本の感想です。ビジネス書大賞の権威がどの程度なのか知りませんが、各賞を取られた著者のインタビューが面白いです。

まずは2010年の賞に選ばれたのは以下になります。

・大賞
ストーリーとしての競争戦略” 楠木建氏
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら” 岩崎夏海氏

・最優秀著者賞
働く君に送る25の言葉”、”そうか君は課長になったのか。” 佐々木常夫氏

・ベスト翻訳ビジネス書賞
20歳の時に知っておきたかったこと” ティナ・シーリング氏

・受賞外のベスト9
フリー
イシューからはじめよう
スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン
デフレの正体

"2010年読んだ本を振り返る"にも書いていますが、上記の中で読書済みは"20歳の時に知っておきたかったこと"でした。また、ベスト9の中でも”フリー”と”スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン”だけです。

私はできるだけ翻訳本を選択します。それは、まずアメリカ(ほとんどのビジネス書はアメリカ)で成功して、次に日本の編集者で採用されるため、2度フィルターをかかっています。このため、はずれ本には出会わない確率が高いと思っています。これは、ある書評の方も言っていましたし、私の経験的にも確率が高いと思います。

このため、翻訳本でないビジネス書はあまり手に取らないようにしていました。2010年に書いた書評の多くは、翻訳ビジネス書か、翻訳本でないIT系本です(それだけを読んでいるわけではないですが)。

このため、上記の翻訳本でないビジネス書は手に取らないようにしてきました。ですが、今回の著者のインタビュー記事を読んで、自分が如何に視野を狭める行為を行っていたか痛感しました。

また、今回の著者のインタビューを読んで、著者自信に興味がわきました。そうなれば、次はより理解するために、著者が書いた本を読むに限ります。本を買う方針の一つに著者買いがありますが、このようなインタビューは、その著者買いを促す効果は高いと思うので、もっとこのような本書があっても言いように思えます(ビジネス本は難しいか...)。

私は、本屋に立ち寄って購入する本を選択する悪癖("20歳の時に~"はたまたまタイトルが面白そうだったから手に取っただけで後から高い評価になっていて驚いた)があります。書評ブログもそれほど多く読んでいないので(404 Blog Not Foundぐらいしか読んでいない)、視野と時間短縮のため、もっと調べたほうが良さそうです。

このように自分が読んできた本や視野を広げるために、このような大賞(なにも賞の権威になびく必要はないが)の本を手にとってみようと思います。

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