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予想せずにはいられない

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IT系のニュースサイトではスマートフォンの出荷台数がPCを抜くのは、2012年と言われていますが、私は2011年ではないかと予想しています(スマートフォンの出荷台数はいつPCを抜くのか)。それが当たるかどうかは、2012年2月末あたりにGartnerから公開されます(注:GartnerはNokia/Symbianを少し甘いにカウントしているようには思えますが)。

また、ブラウザシェアに関して2010/12のChromeのシェアが10%の大台に到達しないと予想していましたが、ぎりぎり超えませんでした(ブラウザシェアの考察(2011.1.2)...ただし2010年1月の時点では10%を超えると予想していましたが)。

PCの出荷台数が4Q'10がGartnerの予想を下回ると予想しました(PC出荷台数(3Q'10))が、少しだけ当たりました(ほんの少しだけ)。

このように時々私が予想することにしています(出来るだけブログに書くことにしています)。アナリストでないのため、予想する義務はありません。元が馬券師だったからも知れませんが、出来るだけ予想することにしています。

理由は、予想することが面白いことと情報を鵜呑みにしたくないためです。

フェルミ問題において"アメリカのシカゴには何人(なんにん)のピアノの調律師がいるか?"の問題が有名です。フェルミ問題は、答えを出しづらいものでもいくつかの類推を重ねることで答えを導き出します。

ですが、ピアノ調律師の人数を推測して面白いでしょうか?

私はまったく面白いとは思えません。それよりもPC、スマートフォン、メディアタブレットの出荷台数やブラウザシェア等の興味がある分野の将来の動向を予想する方が面白くないですか?

また、有名なピアノ調律師の問題は実は正解が分かっていません。このため、推測の道筋があっているのかさえ実は分からないのです。フェルミ問題の回答例を見ていると時々、正しい?と思うこともあります。

ですが、PCの出荷台数等の予想は概ね正しい結果が公開されます。類推が当たっているか答え合わせが可能なため、予想が徒労に終わりません。ピアノ調律師問題をは地面に穴を掘って、それをまた埋める作業に似ていませんか?

また、アナリストの予想を鵜呑みしてしまうことを回避できることは重要だと考えています。アナリストは多くの情報を持っていますが、それでも未来を正しく予想できるものではありません。

例えば、2010/3の時点でGartnerはiPad出荷前にメディアタブレットはPCの出荷台数に影響を与えないと書いていました。また、2Q'10時点でも影響度は大きくないと見解を示していました。これは2Q'10の時点まで出前年同期比(20%)が高かったためでしょう。ですが、最終的にはメディアタブレットはPCの出荷台数に影響(減少)を与えたと見解を示しています(PC出荷台数(4Q'10))。何もGartnerのアナリストを責めているわけではありません。

情報が多いことは何もゴールに近いことを意味しているわけではないため、こればかりは仕方がないところです。

逆に言えば、1年以内の予想でもそれだけ難しいというところです。私はiPadを触ってネットブックカテゴリは侵略を受けると考えました(iPadレビュー)。実際に触ってみたりしないと分からないこともあります。このようにアナリストが公開する予想が必ずしも当たるわけではありません。ある程度は外れます。

よく言われることがありますが、情報を鵜呑みにしてはいけないと言われます。このためアナリストの予想と統計データを加味して自分で予想することは決して無駄とは思えません。

ついでに、予想するときは調べるため、よりその分野に関して理解が進むと思います。

さて、ここで私が興味がある分野で将来的に難しい予測は以下があります。

・ARM版Windowsは成功するのか?
・IntelはARMに逆襲できるのか?
・GPGPUはどこまで普及するのか?
・AMDはARMチップを製造するのか?
・ブラウザシェア推移はどのように変化するのか(2011末年Chromeのシェアは17%に到達すると私は予想しています)
・Web Storeは成功するのか?
・Chrome OSは成功するのか?
・PC及びスマートフォン出荷台数(2011年にスマートフォンはPCを抜くと私は予想しています)
・PCメーカシェア推移(Lenovoが4Q'11でAcerもしくはDellを抜く)
・スマートフォンOSシェア推移(Androidが2011年中にSymbianを抜くと思う)
・メディアタブレットの出荷台数及びOSシェア推移
・電子書籍リーダーのシェア推移(Amazonが公開しないため、シェアを予想しても意味がないかも)

このあたりが私が興味があるカテゴリです。FacebookやTwitterのユーザ数やアクセス量、ソーシャルゲームの普及なども興味を持つ方もおられるでしょう(私も興味がないということはないですが...予想を公開できるほど知識がない)。それらの動向を予想するのも面白いと思います。

また、その予想を元に行動することで、他者に一歩先んじることが出来ます(当たればですが)。

一介のブロガーの予想なんて読み捨てされると思いますが、頭の体操として答えが出るフェルミ問題を解くのは面白く有意義なことだと思います。

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