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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

時代劇「忠臣蔵」と四十七士・私考

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時代劇「忠臣蔵」

今日は2012年12月14日。「忠臣蔵」のモデルになった大石内蔵助 他 四十七士が吉良邸に討ち入りをした12月14日です。新聞のテレビ欄で「忠臣蔵」の文字を見かけるたびに、赤穂浪士が討入りした12月14日をしみじみと味わって来ました。

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最近は昔に較べると忠臣蔵を扱った番組が減りましたが、今はすでに23時をすぎているのですが、一年に一回の歴史的な日なので日付が変わる前に大急ぎで忠臣蔵の話題を書きたいと思います。

私が子供の頃は里見浩太朗さん、学生時代は松平健さん、など錚々たる時代劇の大物がドラマ「忠臣蔵」の大石内蔵助を演じてきました。人生で一番、心を打たれたのは里見さんの大石内蔵助です。討ち入りをしてもお家再興を果たせるのかわからない中、苦しい状況の中、密かに仇討ちを計画して義を果たすという流れでした。

里見さんが影を感じさせる悲劇的な憂いを演じられていて、小学生なのに魅了されました。話も演出もオーソドックスでしたが、火野さんなど、「長七郎夢日記」のメンバーが揃い息がピッタリ。未だに里見版を超える忠臣蔵に出会えていません。

里見さんのクリーンな雰囲気が、泥臭い物語にプラスの効果を与えていたように記憶しています。

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萬屋錦之介・主演「赤穂浪士」

昔驚いたのは萬屋錦之介さんが主演した「赤穂浪士」(1979年 放送)という時代劇が1年くらいのロングスパン・ドラマだったことです。10年くらい前に時代劇専門チャンネルで再放送を観た時は9ヶ月かかって最終回で討ち入りという大河っぷりでした。

赤穂浪士 (1979年のテレビドラマ)

『赤穂浪士』(あこうろうし)は、1979年(昭和54年)の4月16日から12月24日までテレビ朝日で放送された同局開局20周年記念番組の時代劇である。毎週月曜日、夜9時の枠で放送された。原作は大佛次郎の同名小説。全36話。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%A9%82%E6%B5%AA%E5%A3%AB_%281979%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%29 より引用

Wikipediaの「忠臣蔵」の項で確認した範囲では、1960年台から毎年1本以上はテレビドラマ化されているようです。1701年の元禄赤穂事件から数えれば300年立っているのに衰えない人気。

子ども時から私は家族と「忠臣蔵」のドラマを観ていたのですが、年を取るたびに「中小企業に務めたけどリストラされた中年社員たちの悲哀」に思えてきました。時代も状況は大分違いますが、「リストラされた人たちの再就職」を実現するために大石内蔵助さんが部下を束ねて会社と交渉したような印象を受けました。

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四十七士の悲哀

考えてみれば、お家断絶になって武士がある日突然、職を失った訳です。今で言うと会社が倒産して失業したサラリーマンと同じなのかもしれません。

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「吉良邸に討ち入りをして主君の仇討ちをしたら、士官(再就職)が叶うかもしれない」という若い部下たちは願望を持っていたのではないでしょうか。一方、仇討ちをしたら幕府から罰せられるリスクを理解した上で、世論に押されて討ち入りしなくてはならない空気を感じ、大石内蔵助さんがどうしようか判断に迷っていたような印象もドラマから受けました。

江戸時代も今も「組織の中で生きる者の特有のしがらみ、悲哀」があったのではないでしょうか。

>>「時代劇「忠臣蔵」と四十七士・私考(後編)」に続く

編集履歴:2012.12.20 22:13から22:26加筆しました。題名を「忠臣蔵の四十七士に何故かリストラされたサラリーマンのような悲哀を感じます」から「忠臣蔵はリストラされたサラリーマンの再就職プロジェクトだったのかもしれない?」に改めました。2013.11.22 0:36 題名を「忠臣蔵はリストラされたサラリーマンの再就職プロジェクトだったのかもしれない?」から「忠臣蔵・私考」に改めました。同日0:44 見出しと画像を追加しました。同日:48 題名を「忠臣蔵はリストラされたサラリーマンの再就職プロジェクトだったのかもしれない?」から「時代劇「忠臣蔵」と四十七士・私考」に改めました。2013.12.21 15:06 「時代劇「忠臣蔵」と四十七士・私考」の後半部分を別記事「時代劇「忠臣蔵」と四十七士・私考(後編)」として独立させました。

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