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グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

デジタル教材とアナログ教材のメリット、デメリット(前編)

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"ToyStroy2"のようになった黄色い時計

先日、とても気になるiPhoneアプリに出逢いました。「時計くみたてパズル」です。小さいお子さんが時計の見方・読み方をパズルで遊ぶことができるように開発されたそうです。(作者の方によると2〜10歳までが対象の目安)

参考:時計くみたてパズル - 楽しく学ぶ!時計の読み方 1.2.1(無料)
カテゴリ: 教育, ゲーム, 教育
販売元: Keaton.com - Naoya Sangu(サイズ: 149.8 MB)
全てのバージョンの評価: (81件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

【紹介動画】

私が小学校に入学した時はお道具箱や筆箱などと一緒にアナログな時計練習キットなども購入しました。本物の時計ではないので確か算数の勉強で時計の針を読むためだけに使う時計もどきの教材です。

自動では動かないのですが自分で黄色い時計の教材の針を動かして、時間を読むことができた時はたいそう嬉しかったです。しかし時計が読めるようになると、黄色い時計の教材は用済みになってしまいました。

確か小3の頃、「電池の時計とはいかなくても、ねじまき時計だったらずっと使えていいのになあ」と思った記憶があります。

あんなに気に入られて毎日遊ばれていた時計の教材にとっては突然、不要にされるのですからたまったものではありません。私はいつ時計の教材を処分したのかも忘れてしまった有様です。ToyStoryのように時計の教材も寂しかったに違いありません。

理解が遅い子はどうなるのか?

学校の授業だけでは時計の読み方の理解がほかの子供よりも遅れていました。担任の先生は「早生まれのせいで物理的な年齢がほぼ1歳みんなより歳下です。なので、発達もみんなより遅れています。障害ではないので大きくなれば追いつくと思うのですが......。」と家族が何回か説明を受けたようです。

家族は心配だったらしく元・保育士だった経験を生かして、家で毎日、夕ごはんのあとに個別指導をしていました。家族のお陰で小3頃に、他の子供達に学力が追いついた記憶があります。

私の場合は運が良かったのだろうと思います。しかし、そうではない場合は小1プロブレムになったのかもしれません。そう思うと、「時計くみたてパズル」のようなアプリが現在iPhone・iPadで利用できることは子どもたちにとって大きな意味があるのかもしれません。

頭のいい子や保護者が教育関係者だった場合は問題なく時計の課題をパスできるでしょう。しかし、私のようにいわゆる頭が悪い子でサポートが必要な子だった場合はアプリのお陰で助かるかもしれないからです。

年齢相応の課題につまずくと、大きくなってからさらにつまずきが広がっていきます。学力の問題で同級生からからかわれたり、いじめにあったら劣等感の強い子どもになって子供の発達心理の上でも辛い問題が生じるのではないでしょうか。

子どもが健全に育つためにこのようなアプリは大事な役割を果たしているように考えています。そこで、「時計くみたてパズル」を例に挙げてデジタル教材とアナログ教材のメリット、デメリットをさらに考えていきたいと思います。

>>「デジタル教材とアナログ教材のメリット、デメリット(後編)」に続く


変更履歴:2012.9.19 12:42 2と4は想像できませんでした。 1と4は想像できませんでした。に修正しました。2012.11.29 2:22 題名を時計の教え方にみる「デジタル教材」と「アナログ教材」のメリット、デメリットからデジタル教材とアナログ教材のメリット、デメリットに改めました。2013.22:45 記事の鋼板を別記事「デジタル教材とアナログ教材のメリット、デメリット(後編)」として独立させました。題名に(前編)を追加しました。イメージ画像を追加しました。2023.9.27 22:43 最後の一文「そこで、「時計くみたてパズル」を例に挙げて...」を追加しました。

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