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モバイルWiMAXルータ『Aterm WM3500R』だけで過ごした1週間。

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Aterm_wm3500r 一人で勝手にNEC祭り(Wi-Fiルータとタブレットの実験)をやってますが、

  • 2010/12/01 モバイルWi-Fiルータ3機種(Aterm WM3500R・Aterm WM3300R・DWR-PG)のスペック比較などしてみる。
  • 2010/11/30 NECアクセステクニカさんからお借りしたモバイルWiMAXルータ『Aterm WM3500R』が届きました!
  • 2010/11/29 明日はモバイルWiMAXルータ『AtermWM3500R』、6日はAndroidタブレットSmartiaの発売開始と、12月は「勝手にAndroid with NEC祭り」です。
  • 今月はドコモ回線を使わずにWiMAX回線のみで過ごしています。

    自宅では既設のWi-Fiに接続してWM3500Rはフル充電タイムとし、オフィスではLANにクレードルを繋ぎ社内サーバにアクセスしたりBフレッツ経由で外部インターネット接続させる場合と、WiMAX回線でのネット接続の両方を使い分けて実験したりしていますが、概ね快適な1週間でした。

    前回のWM3300Rにて、自分の導線・利用パターンで満足できないポイント(地下やビル内の奥まった所で利用できない事など)は既に押さえているので、その間をどのように回避するかという準備(アーカイブ対応など)ができていることが、満足度が高い理由ですし、何といってもバッテリーが超長持ちで、充電忘れさえしなければ、バッテリー切れを心配することなく思う存分高速モバイル回線を活用できるわけです。

    Uqflat01よくよく考えると、単身者であったり、家族がネット回線不要だったり、家でサーバとかを運用していないならば、WM3500R+クレードル+WiMAX回線だけで十分なんじゃないか?とも思います。

    Uqflat02家でADSLクラスのスピードを快適に。(個々の環境に依存しますから、UQ回線を自宅で使ったことが無い人は、UQのMVNOベンダーからのレンタル検証が必要かもしれませんが。) そして外出時も超高速モバイルで使えるとなると、UQ Flat 年間パスポート3,880円/月はかなり安いということになるかと思います。 たとえば、スマフォをWi-Fi運用するとなれば、ドコモのパケホーダイ・ダブルでMAX5,985円/月のコストが掛かりますが2,105円ほど安いのに、更に家の回線・プロバイダー契約も不要ということに。 (いやいや、光の道は必要という人も多いと思いますが、UQ回線とのセット割もありますから。)

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    メイン回線として使うとなると、実際の運用上、問題無いのかが気になるところですね。

    実際のところ、発売から約1週間ということで、ネット上では、いくつか接続状況などに関する症状や、機能的に実装して欲しいポイントなどが挙げられています。

    『新製品の初期ロットには良くあること』と流す人もいますし、不満なの声も当然ながら流れていますが、これも、長持ちバッテリー・軽量・低料金で利用できる高速なモバイルルーター・回線への熱い期待があるからだと思います。

    とはいえ、そういった不具合のような火だねのようなものは、早期に確認して消えてもらった方が良いということで、NECアクセステクニカの広報ご担当者様に、色々と質問(私が経験いした点と、ちまたの噂というか聞こえてくる声について)してみました。

    【質問】

    バッテリーがちゃんと充電されていなかったり(実はされていても残量表示が正しく無かったりという症状)、また、もう少し機能が実装されているべきでは?という巷(ちまた)の声がありますが?

    【回答】

    12月下旬のバージョンアップ対応を予定しております。

    <バージョンアップ予定内容>
    ・クイック設定Webの画面において、電池残量表示が非常に低く表示される場合がある件に対処
    ・ESS-IDステルス機能に対応
    ・自動省電力機能を、無効にする設定を追加

    http://121ware.com/product/atermstation/info/2010/info1207.html

    また、 「マルチSSID」「WPS」機能についても年度内(3月まで)を目処にバージョンアップ対応を予定 しております。

    なるほどー!早速のバージョンアップを予定しているわけですね。

    私的には、バッテリー残量がモバイル利用時の生命線なので、とても重要視をしているのですが(感覚的には残っていると思っていても)、計画されているバージョンアップに含まれていて、一安心です。 それとセットで、バッテリー残が十分な事がはっきりわかるならば、省電力機能をオフにして、再接続のタイムラグも無くすことでストレスの無いモバイル通信環境を実現できそうですね。

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    その他、高速移動中やハンドオーバー(基地局が切り替わる境目)の通信などで、うまく接続できていなかったり、パフォーマンスが出ていなかったりという症状についても、個々のエリアやタイミングによる再現性、端末と回線の切り分け等があるために、ご苦労されているかと思いますが、

    再現性と原因特定ができ、改善可能な点や情報提供が可能なものについては、随時公開して対応するほか、機能強化も継続的に図っていきます。

    というコメントを頂いております。

    一般コンシューマとして、どこまで協力できるかということもありますが、期待と違う現象や症状(不具合と思われる点も含む)が発生した際には、厳しいコメントやTweetを発する事もあるかと思いますが、単にダメとかうまくいかないとかではなく、継続的かつ早期の改善を期待して、現象・症状を再現する方法についての情報を寄せて頂くことが、建設的な方法かと思います。

    もちろん、ユーザ側がその情報を伝えなければいけないという事ではありませんが、アーリーアダプターの中には、そういった改善への協力を惜しまないという傾向があることも事実ですし、私自身も、少しでも製品の改善に役立てればと思っている一人です。 また、非常に高い品質で、抜け漏れの無い商品をリリース出来ていればベストかとは思いますが、オーバースペックになると商品価格が高くなっても困るので、継続的なKAIZEN付きで廉価な製品・サービスを提供して頂く事が、私的にはありがたいと思っています。

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