GALAXY Note Edge試用レポート(1)Edgeスクリーン
新年早々ですが、冬モデルで登場したGALAXY Note Edgeを購入前に試用する機会があったので、いくつかのポイントをレポートします。
GALAXYシリーズは、音声メイン回線をスマートフォンで使用しはじめてから最も利用時間が長く、国内向け機種をほぼ全て使用してきましたが、GALAXY Noteシリーズもデータ回線で国内向けの歴代モデルを購入・利用してきました。
日頃からタブレットは持ち歩かず、音声通話とメール・SNSといったコミュニケーションがメインのスマートフォンと、Web・メールなどの文章を見る、あるいは動画を見ることを中心とする2台目需要のファブレットという組み合わせが、最も自分に合った使い方ということで、Noteシリーズは非常に良いポジションを担ってくれています。
今回サムスンは、有機ELディスプレイならではのメインディスプレイに一体化された曲面サブディスプレイ「Edgeスクリーン」を右サイドに搭載したGALAXY Note Edgeを世界で最初に日本市場に投入してきました。
GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO・サムスン電子ジャパン セールスチーム阿部崇氏
スマートフォンは外見上の個性が表現しずらく、どれも似ている機種ばかりといわれる昨今ですが、5.6インチの縦2560×横1440のメインディスプレイの右サイドに縦2560x横160のラウンドしたサブディスプレイが搭載されている見た目のインパクトは絶大です。
スマートフォンとタブレットの中間サイズ=ファブレットの先駆者でもあるGALAXY Noteシリーズは、今までNote、Note II、Note3とスペック的な正当進化を続けてきましたが、ファブレットを投入している他社との差別化がひと目でわかる攻めの一手であり、チャレンジングな試みといえます。
(正統進化のGALAXY Note4は、国内キャリアからは未発売でありNote Edge一択です。)
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Edgeスクリーンの機能面は、「交通」「ニュース」「ゲーム」「ライフスタイル」「通知」「便利機能」「ツール」「カスタマイズ」「クイックツールパネル」が用意されおり、メインディスプレイの邪魔にならない通知エリアとして、あるいはウィジェット的な機能を提供するエリアとして、とても有効だと感じます。
着信通知、ニュース、乗換案内、S-Health(歩数計)など表示機能は、通知エリアやアプリを開かずに確認できる便利さがあります。
上部からスワイプして表示させるクイックツールパネルには、メジャー(定規)、ストップウォッチ、タイマー、トーチライト、ボイスレコーダーをワンタッチで呼び出し。メインの画面はそのままで、これらがEdgeスクリーン上で機能します。
カメラ利用の際は、操作ボタンがEdgeスクリーンに表示され、ファインダーエリアはフルに被写体を捉えます。
ドコモメディアプレイヤー用の動画のコントローラーは、dビデオなどダウンロードした映像コンテンツを視聴する際に利用できます。
また、試用前はEdgeスクリーンの誤タッチを懸念していましたが、使い始めたころにパネルの機能を起動してしまうことが多少はあったものの、慣れてからは左手で持ち右手で操作するスタイルで誤タッチがなくなりました。(しかし、形状的に右利き向きの端末ということになりそうです。)
ただし、本稿執筆時点において、標準搭載のパネルおよびダウンロードにより追加可能なパネル(機能)のバリエーションは限定的であり、まだまだこれからというアーリーステージです。
例えば、ドコモメールの着信通知・メールタイトルの通知機能がなく、動画コントローラーはdビデオのストリーミング再生・YouTube・U-NEXTなどの動画再生には対応していないなど、もう少し多くの機能からパネルをチョイスできれば満足度が高まりそうです。
こういった未完成なところが、Androidスマートフォンの楽しみであり、新たな取り組みということで今後のパネルの強化に期待します。
※ドコモ版 GALAXY Note Edge SC-01G製品情報